確定申告書には
どのような種類があるの?
確定申告の申告書というのも色々あるんですよね。具体的には、確定申告書には、次のような種類があります。それぞれの用紙は、税務署に用意されています。
■確定申告書A(第一表、第二表)
■確定申告書B(第一表、第二表)
■分離用(第三表:分離課税用)
■損失用(第四表:損失申告用)
このように、申告書が分類されているのは、確定申告の計算は、事業所得や不動産所得のようにほかの所得と総合して課税される所得と、山林所得や退職所得のようにほかの所得とは分離して課税される所得では異なるからです。
変動所得や臨時所得の平均課税を選んだ場合には特別の税額計算もします。
ですから、税法ではそれぞれの場合に応じて、その計算課程が一目見てすぐにわかるように、さまざまな事項を申告書に記載することになっているのです。
確定申告の申告書は、最寄りの税務署に用意されていますので、直接とりにいける人は行った方がよいです。行くと税務職員が立っていますので、自分がどのような所得について申告をするのかを伝えれば、それに合った申告書を教えてくれます。
ちなみに、忙しくて時間のない人は、郵送で取り寄せることもできます。この場合は、返信用封筒に切手を貼ってそれを同封してください。この際、自分が使う申告書の種類を書いたメモを忘れずに入れましょう。
もしわからない場合は、事前に税務署に電話で問い合わせてください。住宅ローン控除などの明細書も必要な人はその旨も記載すれば、一緒に送ってもらえます。
確定申告書の種類の違いは?
(所得税の申告書Aと申告書Bの違い)
申告書Aといのは、申告する所得が 給与所得や公的年金等・その他の雑所得、配当所得、一時所得のみで予定納税額のない人が使用するものです。一方、申告書Bというのは、 所得の種類にかかわらず、誰でも使用することができるものです。
なお、前年分から繰り越された損失額を本年分から差し引く場合や、変動所得や臨時所得について平均課税を選択する場合には、申告書Bを使用します。