ライフプランニングとは?
ライフプラン表でシュミレーション診断!
今回は、「ライフプランニングとは何をするのか」というところを具体的に紹介してきます。
まずライフプランニングという呼び方以外にも、将来設計やライフプラン・シミュレーション、マネープランニングなど色々あります。ですが、意味はどれも同じです。
また、ライフプランニングの定義にも色々あるのですが、ここでは、ライフプランニングとは「将来の夢や目標を叶えるために、現在と将来におけるお金の流れを整理して計画を立てること」と定義してお話していきます。
よく人生には8つの資金が必要だと言われます。具体的には、結婚・出産資金、教育資金、住宅資金、老後を含む生活資金、万が一の際の生活資金、死後の整理資金、相続対策資金、緊急予備資金です。
生きているうちだけでなく、死後の資金というのも大切です。
当然死後の資金というのは、本人というよりはどちらかというと家族になります。子供であったり、奥さんであったり、夫であったり、残された人たちというのは当然その人の所持品であったり、その人が抱えていたものをどうにか引き継がないといけません。
そこにお金が発生するかどうかという話です。これら8つの資金は、当然人それぞれ価値観や生活環境によって金額が違ってきますので、それを明確にする作業を一緒にやっていきましょうというのがライフプランニング、すなわち人生設計ということになります。
ライフプランニングは自分自身でやる場合と、FP(ファイナンシャルプランナー)など専門家とやっていく2つのケースがあります。
あなたが自分でやる場合は、銀行のホームページなどに簡単にできるシミュレーターなどがありますのでそういったツールを使ってみるのがおすすめです。あるいは、自分でエクセルなどで計算しながらやっていく方法もあります。
ライフプラン表でシュミレーション診断!
専門家に頼む場合は、実際に専門家と面談して、「いつどこでどれくらいお金がかかるのか」ということをアドバイスしてもらいながら、一緒にプランを立ててシミュレーション診断していきます。
私の場合は、最低でも3回、状況に応じて4回以上面談を重ねて作っていきます。具体的には、表やグラフで10枚、20枚のものを作っていきます。
ちなみに、最初の面談で、「ライフプランニングというのは、かなり突っ込んだ個人情報を開示していただく必要がある」ということを必ずお話します。人それぞれお仕事によって収入も違いますし、その後の人生設計も違いますからね。
支出は例えば、光熱費がどれくらいなのかとか、お父さんのお小遣いはいくらなのかとか、そういった項目別に聞いていきます。
また、家族構成や預貯金額、投資している人は運用状況なども聞いていきます。投資で損をしている場合などには、ちょっと言いたくなかったりするものですが、そういった運用状況も伺うことになります。
これらは、ライフプラン表を作成するために最低限必要な項目で、さらにそれだけではなく、家族に対する考え方、将来の夢や目標など、いわゆる価値観をすべて伺っていきます。
これはお話の中で聞いていくのですが、その上で家族が安心して暮らしていけるプランを作成していくわけです。
もちろん、それで終わりというわけではありません。作成したライフプラン表に納得感がなければ、ある意味現実味がなければ、何の意味もありませんから、そこからさらに微調整を加えて最終的なものに仕上げていくというイメージになります。
実際にやるのは本人ですからね。
ライフプランの相談は無料!
ライフプラン表というのは、家族の将来に向けた行動指針という意味があります。
ライフプラン表を見たことのない人は、インターネットで画像検索するとサンプルがたくさん出てきますから、ぜひ見てみて下さい。そして、自分も作ってみたいなと思ったら、早いうちに専門家に相談することをおすすめします。
ちなみに、ライフプラン表の作成は、大半は無料でやってくれます。もちろん、保険など金融商品の“おすすめ”がセットになっていますが、そちらは無理に加入する必要はありませんので、機会損失にはならないように一度チャレンジしてみて下さい。
ライフプランニングは年収が少なくてもいいの?
よく「ライフプランニングは年収いくら以上でやってもらえるのですか?」と聞かれることがあります。つまり、「年収がある程度ないと、ライフプラン表でシュミレーション診断をやってくれないんですか?」という質問ですね。
そういう条件というのは全くありません。どなたでも無料で相談していただけます。どんな境遇にあっても普通はやってくれますし、むしろお金持ちの人はライフプランニングの需要がそもそもありません。税金対策をするぐらいです。
ただ、個人情報を開示していただくという点は、どの専門家であってもご了承していただく必要があります。