40代は賃貸より購入!
老後の持ち家は今が買い時!
今回は、40代は賃貸より持ち家を購入して老後の安心を買いましょうというお話です。
もちろん、賃貸生活が悪いというわけではありません。ただ、もし「持ち家を購入するのをやめよう、賃貸でいこう!」と考えた時には、以下の2つの問題をクリアできるかどうかを考えて下さい。
そして、もしこの2つの問題がクリアできないようであれば、賃貸よりも持ち家を購入することをおすすめします。
まず1つ目の問題は、・・・
連帯保証人が確保できるかどうかということです。40代、50代くらいまでは何とか大丈夫だとは思います。一方で、両親が高齢になり収入がない状態だと連帯保証人にはなれません。
また、身内の方や兄弟姉妹が、気持ちよく連帯保証人になってくれるのであれば問題はないのですが、「連帯保証人は…」と言われてしまうと厳しいです。
賃貸の場合はどうしても収入源のある方が連帯保証人の条件になっていますので、身内の方が歳を重ねれば重ねるほど厳しくなってきます。
もう1つの問題は、・・・
あなた自身が定年退職した時に、収入源がしっかり確保できているかということです。あるいは、定年退職後の10年、20年分の家賃をしっかり貯金できているかどうかという問題です。
定年退職後の家賃を貯めていくには、しっかり資金計画を立てていかなくてはなりません。
正直、これから40代の方は、年金がどういうふうになっていくのかわかりません。しっかり年金を納めていったとしても、これからどう変わっていくのかわかりませんので、そこはしっかりと自己防衛で貯金をするなどの対策が必要になってきます。
年金ばかりを当てにすると、年金受給ができなかった場合、あるいは思っていた金額よりも少なくなった場合に、家賃が払えなくなったりする可能性もあります。
40代は賃貸より購入?
ですから、もし賃貸でいくと決めた時には、この2つの問題をクリアすべく行動を起こして下さい。
お金を貯めるために何をするか、また、連帯保証人をつけなければいけないという時であれば、身内の方、兄弟などに、「将来、連帯保証人をお願いしたい」というような話をしておく、声がけしておくことが重要です。
賃貸がいいのか、持ち家を購入した方がいいのかというのは、個々で色々な判断があります。
賃貸でいく場合には、この2つの問題を早い段階で考えておくことをおすすめします。一方、この2つの問題をクリアできないようなら、40代は賃貸より持ち家を購入して老後の安心を買うという選択をおすすめします。
老後の持ち家は今が買い時?
よく「今、持ち家は買い時なんですかね?」ということを聞かれます。そんな時、私は決まって、「○○さんにとって、今は買い時なのではないですか」と答えるようにしています。
なぜかというと、「今が買い時なの?」と気にしている段階で、私はもう買い時だと思うからです。そもそもそう思わない人は、そういう質問はまずしませんからね。
「今はすごく低金利だけれど、そのうち金利があがったらどうしよう」とか、そういうことを考えていたら、なかなか住宅ローンを借りて持ち家を買うという一歩を踏み出すことはできません。
また、いつまでも買い時を待っていると、時間だけが過ぎていって、せっかくの住宅ローンのメリットを逃すことにもなりかねません。
そうすると、「住宅ローンのメリットって何なの?利息まで支払ってメリットなんてあるの?」と思われるかもしれません。実は、住宅ローンには最大のメリットを得る方法があるのです。
住宅ローンの最大のメリットとは?
住宅ローンの最大のメリットは何かというと“時間”です。
期限の利益という言葉がありますが、持ち家を購入する時に住宅ローンを3,000万円、4,000万円というお金を一括で借りて、その借りたお金を売主に支払って、その土地と建物を自分のものにできるわけです。
そして、そこで自分たちは生活することができるのです。また、住み替えして売ることもできるのです。
そういったことを考えると、例えば、30年、35年という時間をかけて、利息を付けて住宅ローンを銀行に返済していくということは、本当は35年後に手にすることができるものを、今この場で手にすることができるということなのです。自分のものになるのです。
もちろん担保は付いていますので、約束は守らなければいけません。毎月の支払と利息ですね。
そういったことは守らなければいけませんが、それを守れば、自分たちのものとして生活することができる、場合によっては住み替えもできる、という非常にお得な期限の利益というものが付いてくるのです。しかも今、1%を切った金利で借り入れすることができます。
住宅ローンが利息0円とは?
これは個人差があるのではっきりとは言えないのですが、10年間は利息がかからないという考え方もできます。それは何かというと、住宅ローンの軽減を受けると、最高400万円まで所得税が還付されるメリットのことです。
それを考えると、借入金の1%のお金が返ってくるわけですから、1%以下の住宅ローンを借りていれば、逆に言うと、利息が返ってくるようなものともいえます。仕事をしてお金を稼いで支払った税金の一部が返ってくるのですから、これは非常にメリットの大きい制度です。
ただし、適用される人とされない人がいますので、そこには注意が必要です。
ということで、もし今40代の方で、「老後に向けて賃貸より持ち家を購入かな、今が買い時かな」と思った時はそこが買い時です。逆に、思わない時は買い時ではありません。ぜひそう思ったら行動に移してみて下さい。