住宅ローンで車購入できる?
今回は、住宅ローンと車の購入についてのお話です。例えば、住宅ローンを組む際に、車の購入代金200万円を上乗せして借りるということはできるのでしょうか?
実際、家具や家電、車の購入代金を上乗せして住宅ローンを借りたという話もよく耳にします。現実問題としては、やはりこれは規則上やってはいけないこととなります。
ですから、例えば、銀行に出す見積もりの中に、車の購入代や家具、家電代、冷蔵庫やテレビの代金の項目があると、基本的に住宅ローンは下りません。
というのが原則なのですが・・・
ぶっちゃけて言うと、例えば、よくあるのは外構工事費用です。
外構工事というのは、敷地内での住宅部分以外の工事のことです。例えば、駐車場やフェンスの設置、玄関までのアプローチ、門や塀の設置などです。このケースはよくありがちかもしれません。
例えば、工務店が外構工事費用という形で200万円くらいを予定していて、工務店の方で200万円くらいの外構をしますという形の契約をして、銀行で住宅ローンの申し込みをするようなケースです。
最終工事をするタイミングで、建物の完成の時に、工務店側が外構工事をしましょうかといったときに、お客さんの方が「外構工事はそちらではなくて他の会社でやりたい」と言った場合はどうなるのでしょうか?
この場合でも、外構工事費用は外構工事費用です。
ですから、工務店の方に、すでに銀行ローンが組まれていてお金が下りていた場合には、工務店はそのお金を受け取っていても、外構を他社でやるということになれば、その外構費用は使われないわけですから、そのままお客さんの方に返さなくてはなりません。
ただ、この返金された外構費用をお客さんがどう使っているのか、というのは工務店にはわかりません。だからといって、それを車の購入に充てていいわけではありません。もちろん、規則上もダメですし、銀行にわかったら返済して下さいと言われます。
とはいえ、住宅ローンが下りた後、工務店との契約が変わったことについて、そこまで銀行が調べるのかといったら、それはわかりません。
そのお金を家具や家電、車の購入、あるいは貯蓄に充てたとしても、工務店や銀行にはわからない可能性もありますが、基本的にはダメだということです。
車のローンがあっても住宅ローンは借りられるの?
車のローンがある場合に、住宅ローンを組めるのかというお話です。結論から申し上げますと、もちろん借りることは可能です。
銀行が住宅ローンを貸す貸さないの判断の1つとして、返済比率というものがあります。あなたの年収から、月々の借りる金額に対する返済額で、年収に対する返済比率を出して、それが合うか合わないかということになります。
つまり、今回借りる住宅ローンの月々の返済額に車のローンの返済をプラスして、年収に対して返済比率が合うか合わないか、というところで1つの判断がなされます。
これが合えば、もちろん住宅ローンは借りられることになります。一方、もし合わない場合は、車のローンをすぐに返済するとか、色々な方法がありますので、その場合は、銀行や不動産会社などに相談されることをおすすめします。
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