住宅ローン保証料計算方法|戻し・返戻・返金いくら?

 

 

住宅ローン保証料の計算方法

保証料戻し返戻返金はいくら?

 

 

ある不動産があって、それを購入するには購入諸経費がかかります。

 

例えば、それが流通している中古の不動産の場合なら、およそその価格の8%が1つの目安であり基準となります。具体的には、不動産価格が3,000万円なら240万円(3,000万円×8%)くらい諸経費がかかる計算になります。

 

この諸経費は住宅ローンと一緒に組み込むことも可能ですし、現金で支払うことも可能です。この諸経費の中の1つに、保証料という経費があります。この保証料が何なのか、初めて家を買う方には非常にわかりにくいと思います。

 

一般的に銀行からお金を借りる場合には、その購入不動産をいわゆる担保提供してお金を借りるわけです。でも、銀行はそれだけでは足りないということで、保証人を立てるのが一般的な決まりになっています。

 

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ただ、保証人を立てるといっても、例えば、3,000万円のお金の借入れの保証人になって下さいと言われても、断られるケースが多いですよね。

 

頼むのも頼みづらいですし、誰も保証人になってくれないのが普通です。ですから、保証人になるというのは、手続き上も非常に難しいのです。

 

そこで、保証人が立てられないのであれば、保証会社という保証人になってもらう会社を紹介しますので、そこの会社に保証人になってもらって下さいという仕組みがあるわけです。これは、一定の審査をすると保証人になってもらえます。

 

ただし、保証人になってはもらえますが、他人の借金の保証人ですから、やはり無料でというわけにはいきません。この保証人になってもらうための費用が「保証料」ということになるのです。

 

 

保証料は必ずかかるものなの?

 

大手銀行、その他中小、農協系も含めて、住宅ローンを取り扱っているところであれば、すべてこの保証料がかかってきます。

 

銀行によって多少金額に差はあるものの、今のローンシステム上、保証料は必ずかかってきます。これが保証料です。そして、この保証料が諸経費の中に含まれているという考え方になります。

 

保証料の決定要因は、借入期間と金額です。ですから、例えば、3,000万円のお金を何年借りるのか、10年なのか20年なのか、それとも最長の35年なのか、これによって保証料の金額は変わってきます。

 

当然、借入金額が高くなって期間が長くなればなるほど、保証料は高くなります。3,000万円を10年借りるより、3,000万円を35年借りる方が保証料は高くなります。

 

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ただ、この保証料を支払うことによって、第三者に保証人になってもらう必要はなくなりますし、親や兄弟に保証人になってくれとお願いする必要もなくなります。

 

これが保証料という費用の考え方です。今の住宅ローンでは、保証料が一般的に普及しているので、家を買う場合には、必ず保証料が必ずかかってくることになります。

 

ということで、不動産購入諸経費の中には保証料という経費がありますのでぜひここで押さえておいて下さい。

 

 

住宅ローンの保証料の支払方法は?

 

住宅ローンの保証料にも選択肢があります。例えば、4,000万円の住宅ローンを組んだ場合、保証料を一括で支払うときは、融資実行の際に83〜84万円くらいを現金で支払うことになります。

 

実はこれとは別の方法で、保証料を支払う選択肢もあります。それは、融資が実行される時の金利に0.2%上乗せするというものです。

 

この方法の場合、若干月々の返済額が高くなりますが、一括で支払う保証料をその時に支払わなくて済む、現金が手元から出ていかないというメリットがあります。

 

なので、手元に現金を残しておきたいという場合は、月々の返済額に無理がなければ、金利に保証料の上澄みをしていくのも1つの方法です。

 

どちらがいいのかというのは、人それぞれライフプランによっても変わってきます。現金を手元に残しておいた方がいい方もいれば、一括で支払ってしまった方がいい方もいますからね。

 

 

保証料の戻し・返戻・返金の計算方法は?

 

保証料を一括で支払った場合、例えば、繰り上げ返済をして返済期間35年を30年に短縮した場合は、保証料が返戻されます。

 

ただ、戻ってくるのですが、計算方法はわかりません。私も以前経験があるのですが、教えてもらえませんでした。実際、保証料が返戻されて感じたのは、私がイメージしていた金額よりも全然少なかったということです。

 

その際に聞いてみたのですが、どうも保証会社の方で難しい計算方法があるらしいのです。ですから、保証料というのは繰り上げ返済すると返金されますが、思っていたより全然少ないということは知っておいて下さい。

 

保証料を金利に上乗せして支払っていると、繰り上げ返済して無事に返済が終われば、特に無駄なお金を支払う必要もありませんし、戻しもないのでその方がいいという方もいます。これは、保証料の考え方にもよると思います。

 

ということで、住宅ローンの諸経費の部分で、保証料がかかるということ、そして、場合によっては金利に上乗せして支払う方法もあるということを押さえておいて下さい。

 

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