住宅ローン金利比較..
おすすめ金利タイプをシュミレーション!
これから住宅ローンを借りようと考えている方の多くが、「一体どの金利タイプを選んだらいいのか」と悩みます。金利タイプは複数あって、それぞれにメリット・デメリットがあるのでそれも当然です。
ただ、これについては、一概に「この金利タイプがいいですよ」とは言えません。なぜなら、あなたの家族構成や年収、借入れる金額や返済期間、こうしたものによって、あなたに合った金利タイプというのは変わってくるからです。
とはいえ、より多くの人に当てはまるポイントはあります。そのポイントは3つあります。
1つ目は、金利タイプの特徴を
正確に理解するということです..
金利タイプには、「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の3種類があります。
まず「変動金利型」は、市場の金利に合わせて上がったり下がったりします。変動金利型を選んだ場合のデメリットは、市場の金利がどんどん上がって、住宅ローンもそれに合わせて上がった場合に、返済額も上がってしまうことです。
ただ、変動金利型を選んだ方が良いというケースもあります。それは、住宅ローンを短期間で返済できるというケースです。この場合の短期間とは、およそ10〜15年くらいです。
つまり、10〜15年の短期間でローンが完済できるという場合は、今後金利が多少上がったとしても、変動金利型は他と比較して一番金利が低いので、そのメリットが得られることになります。なので、そういったケースに当てはまる方は、変動金利型がおすすめです。
次に「固定金利期間選択型」は、当初3年とか5年とか10年間は、金利が変わらないというものです。その期間は、変動金利型よりは金利は高めですが、それでもやや低い金利で当初の期間は借りられます。
ただ、固定金利期間選択型にもデメリットはあります。それは、例えば、5年間を選択したとすると、5年間はある程度低い金利で借りられますが、5年経過後は、もしかしたら市場の金利が上がって住宅ローン金利も上がってしまうかもしれないことです。
そういった場合は、当然返済額も上がってしまいますので、それに対応できるかどうかというところがポイントになります。
ちなみに、固定金利期間選択型を選んだ方が良いケースもあります。例えば、一番わかりやすい例は、小学校1年生のお子さんがいるケースです。
これから教育費がかかりますから、できるだけ住宅ローンの返済額は減らしたいと考えて、金利の低いものを比較して選びたくなるわけです。
そうすると、金利が低い変動金利型を選びたいところですが、もし金利が上昇してしまった時に対応ができない、教育費がかかる中で返済額が増えるのは困るわけです。
こうした時に、例えば、10年固定を選んだとします。すると、10年後、お子さんは22歳、順調にいっていれば大学を卒業していますから、10年経過して、もしその時の金利が上がっていたとしても、教育費用はもうかかりませんから対応ができることになります。
なので、このようなケースの場合は、固定金利期間選択型がおすすめです。
最後に「全期間固定金利型」は、これは文字どおり、最初から最後までの全期間金利が固定されているというものです。
全期間固定金利型の場合、金利が上がる心配はありませんが、3種類の金利タイプを比較すると一番金利が高いです。なので、当然返済額を比較すると、3種類の金利タイプの中で一番高くなってしまいます。
ただ、全期間固定金利型を選んだ方が良いというケースもあります。それは、世帯年収がそれほど高くないケースです。
具体的には、もし変動金利型や固定金利期間選択型を選んで、将来金利が上がってしまった時に、返済額が増えてしまったら対応ができない、そういった余裕がないというケースです。
そういった場合は、最初から全期間固定金利型を選んでおくことをおすすめします。
以上が3種類の金利タイプの特徴になりますので、まずはこれをしっかり把握しておいて下さい。
2つ目は、現状だけで判断しないということです..
例えば、あなたがこれから月々8万円なら返済できるとします。この8万円ですが、例えば、変動金利型でシミュレーションしていて、今ならちょうど8万円になるといった場合はどうでしょうか?
変動金利で8万円ということは、もし金利が上昇したらその後余裕ありませんよね。そうすると対応ができません。なので、目先の変動金利の低さで判断してはいけないということになります。
3つ目は、将来の生活設計をしっかり
シミュレーションしてから選ぶということです..
住宅ローンというのは、今現在から30年とか35年という長期に渡って返済していく方がほとんどです。その時に、30年間、35年間、無理なく最後まで返済していける、そういったローンにするためにも、どの金利タイプを選んだらいいのかということが関わってきます。
ですから、あなたの年収、世帯の年収、今後教育費はいくらくらいかかるのか、毎年家族旅行に行くにはいくらくらい用意しておく必要があるのか、こうしたことをすべてシミュレーションした上で、金利タイプを選ぶことが大切です。
将来の生活設計をしっかりシミュレーションして、この金利タイプならきちんと返済していけるという確認をしておくことをおすすめします。
住宅ローン金利比較のまとめ
おすすめ金利タイプをシュミレーション!
自分に合った金利タイプの選び方には、3つのポイントがありました。1つ目は、3種類の金利タイプ「変動金利型」「固定金利期間選択型」「全期間固定金利型」の特徴を正確に理解するということでした。それぞれどういった場合に選ぶのが良いのかというお話しでした。
2つ目は、現状だけで判断しないということでした。現状、この金額なら返済できるといって、安易に金利の低い変動金利で借りるのは避けましょうというお話しでした。
3つ目は、将来の生活設計をしっかりシミュレーションして、最後まできちんと返済できるローン、金利タイプを選びましょうということでした。