クレジットカード滞納(延滞)あっても
住宅ローン審査に通る方法!
よくクレジットカードの延滞(滞納)をしてしまうと、住宅ローンが借りられなくなってしまうのではないかという不安の声を耳にします。
一般的には、クレジットカードの延滞(滞納)をすると、住宅ローンが借りられない、あるいは借りにくくなるのは事実です。ですが、あるポイントを押さえてきちんと対処すれば、たとえ延滞(滞納)があっても住宅ローンが借りられる可能性があります。
クレジットカードの延滞(滞納)があっても
住宅ローンを借りられる方法とは?
押さえておきたいポイントは3つです。1つ目は、あなたのクレジットカードの使用状況です。
あなたはクレジットカードを何枚か持っていると思います。
実は、クレジットカードを作ると、個人信用情報機関というところに、あなたの個人情報が登録されます。例えば、クレジットカードをいつ作ったのかとか、どこのクレジットカードなのかとか、そのクレジットカードでいくらの買い物やキャッシングができるのか、といったことです。
当然、延滞(滞納)情報も登録されます。つまり、約束の期日までに約束の金額をきちんと返済しているかどうか、ということが登録されるのです。そして、金融機関では住宅ローンの審査を申し込むと、この信用情報機関で登録されている内容を必ず確認します。
ですから、あなたがいくら「延滞(滞納)はありません」とウソを言ったところで、金融機関にはすべてお見通しということになっているのです。ということで、クレジットカードの延滞(滞納)については、決してウソをついてはいけません。
2つ目は、延滞(滞納)がある場合の
金融機関の選択です..
先ほど、個人信用情報の中には延滞(滞納)も登録されると説明しましたが、この履歴を見たときの対応が金融機関によって異なります。
例えば、ある金融機関では一度でも延滞(滞納)があると「うちでは貸せませんよ」と言われてしまう一方、別の金融機関では「今から過去1年以内に延滞(滞納)がなければ、それ以前に延滞(滞納)があってもいいですよ」と言われたりもします。
このように、金融機関によって延滞(滞納)に対する考え方や見方が違うのです。ですから、あなたがもし延滞(滞納)をしてしまったとしても、その時期によっては住宅ローンが借りられる可能性があるのです。
3つ目は、クレジットカードの支払方法です..
これは、あなたがクレジットカードで買い物やキャッシングをした時に、どのような支払方法を選択しているかということです。つまり、一括払い、分割払い、リボ払いのうち、どの支払方法を選択しているかということです。
分割払いというのは、例えば、3万円とか5万円の買い物をした時に、「2回で払います」とか「3回で払います」という支払方法です。
一方、リボ払いというのは、3万円とか5万円の買い物をした時に、毎月5千円とか1万円という決まった金額を毎月支払っていく方法です。
一括払いであれば、住宅ローン審査の上では問題ありません。ところが、分割払いやリボ払いという支払方法を選んでいる場合には、注意が必要になります。
というのは、分割払いやリボ払いというのは、買い物して借入れている金額を先延ばしにしているということに他ならないからです。
つまり、金融機関から見ると「お金に対してだらしのない人」という見方をされてしまうのです。ですから、クレジットカードの支払方法については、一括払いを心掛けるようにして下さい。
ということで、上記3つのポイントを押さえておけば、たとえクレジットカードの延滞(滞納)があったとしても、住宅ローンの審査に通る可能性が高まります。
具体的な事例は?
ここで、30代サラリーマンのAさんの事例を紹介します。
土地は借地で建物の価格が1,700万円、自己資金が100万円あったので、借入希望額は1,600万円でした。ところが、Aさんは過去に消費者金融でお金を借りていたことがあって、そこで5回ほど延滞(滞納)履歴がありました。
また、現在、消費者金融ではないものの、クレジットカードによるキャッシングをしていました。しかも、2か月前に、他社でクレジットカードを作りたいと思って申し込みをしたら、断られてしまった経緯がありました。
そして、建築業者から、「この状況では住宅ローンが借りられないと思いますよ」という話があったそうです。こうして私のところに相談に見えたのです。
そこで、Aさんは土地が借地でしたから、まずは借地でも住宅ローンを貸してくれる金融機関を探しました。
また、過去に消費者金融でも借りていて、5回ほど延滞(滞納)もしていましたから、過去にそういったことがあっても、今していなければOKという金融機関を探しました。すると、最終的には1,600万円の住宅ローンを組むことができたのです。
クレジットカード滞納ありでも
住宅ローン審査に通る方法!まとめ
延滞(滞納)履歴があっても、住宅ローンの審査に通る可能性が高まるポイントは3つありました。
1つ目は、クレジットカードの使用状況でした。個人信用情報機関というところに、あなたの情報が登録されますので、絶対にウソはつかないで下さいというお話しでした。
2つ目は、金融機関の選択でした。これは、過去に延滞(滞納)があったとしても、金融機関によっては延滞(滞納)の見方が違いますので借りられるところもあります。ですから、そういった借りられる可能性のある金融機関を探すということでした。
3つ目は、クレジットカードの支払方法でした。これは、分割払いやリボ払いをせずに、一括払いを選びましょうというお話しでした。
ということで、以上がクレジットカード滞納ありでも住宅ローン審査に通る方法になります。