FXデイトレードとは|タカ派ハト派と通貨取引量.オーストラリアと中国の関係

 

 

FXデイトレードとは?

デイ トレーダーになるには?

 

 

デイトレードというのは、一日一日ごとに売買を繰り返すトレーディングの手法です。また、デイトレーダーといった場合には、このような取引をメインにしている人のことを言います。

 

デイトレードと中期・長期のトレードとの違いはどこにあるのかと言われると、そういう明確な定義のようなものはないですが、一般的には、年単位でじっくりと投資するもののことを長期投資と言っているようです。

 

かつてはデイトレートといっても、それほどメジャーなものではなかったのです。しかしながら、最近はインターネットの急速な普及によって、ネット証券が普及し、誰でもすぐに注文が出せる環境になったことから、広く広がったようです。

 

また、インターネットでの取引は、手数料も安いですからね。デイトレードは、短期間での値動きを狙って、回数を重ねて利益を積み上げていく取引手法ですから、手数料が安いということは必須条件なのです。

 

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通貨の取引量を知っておこう!

 

為替に関する報告書というのがあるのを知っていますか?

 

実は、BIS(国際決済銀行)が3年ごとに発表しているのです。その2007年の調査によると、何と為替の1日当たりの取引量は、約3兆円にも達するそうです。もし1ドル=100円だったとすると、ざっと300兆円にも上りますから、これは極めて大きな市場と言えます。

 

この巨大な外国為替市場で取引されている通貨の中で、主要通貨(メジャー)と言われているのが、ドル、ユーロ、円、ポンド、スイスフランなのです。

 

これら通貨別の取引量がどうなっているかと言いますと、ドルが絡んだ取引は約86%、ユーロが37%、円が16%だそうです。

 

合計が100%を超えてしまうのは、例えばドル/円でしたらドルと円のように、2つの通貨が絡むからです。また、通貨ペア別ですと、ユーロ/ドルの取引が約27%、ドル/円が13%、ポンド/ドルが約12%だそうです。

 

一方、このようなメジャー通貨に対して、資源国通貨と呼ばれる通貨もあります。

 

日本人にも人気のオーストラリアドルやカナダドル、南アフリカランドなどです。ちなみに、資源国通貨とは、原油や金、鉱物資源などを産出し、それを主要な輸出品としている国の通貨のことを言います。

 

資源国通貨の特徴として、原油や金など商品価格の影響を受けやすく、金利が高いということがあります。

 

なので、例えば、商品価格が上昇すれば、輸出国の経済もプラスになるという見方から、資源国通貨は買われやすくなるのです。逆に、商品価格が下落すれば、資源国通貨は売られやすくなるわけです。

 

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タカ派ハト派とは?

 

ニュースや新聞などで要人発言(中央銀行総裁や財務相など)が報道される際に、その発言に対して、タカ派だとかハト派だとかコメントされるのをよく聞きますよね。

 

一般的には、タカ派というのは強行的な見方を指していると言われています。これに対して、ハト派というのは穏健的な見方を指していると言われています。

 

具体的に言うと、例えば、ある人が、将来の景気見通しやインフレ見通しに対して強気の見方を示していると、この人はタカ派だと言われるわけです。また、反対に、慎重な見通しを示していると、この人はハト派だと言われるわけです。

 

ところで、基本的には、中央銀行総裁とか財務相といった要人は、自分自身のスタンスをある程度明確にしています。

 

というのは、あまりにもしょっちゅう意見をコロコロ変えているようですと、信用問題に発展しかねないからです。ちなみに、タカ派にもハト派にも属さない中立派もいます。

 

さて、FX取引をする上では、要人発言というのは極めて重要です。

 

その発言によって、相場が大きく動くこともありますからね。なので、その要人が、タカ派なのかそれともハト派なのか、あるいは中立派なのかということを、あらかじめ分類しておくことがとても大事になってくるのです。

 

例えば、かなり弱い景気見通しを示した要人がいたとします。この要人がハト派で、普段から穏健な見方を繰り返しているのであれば、何もサプライズはないわけです。ところが、この要人がタカ派で、普段は強気の発言ばかりしていたとしたらどうでしょうか?

 

どうして急に弱気な見通しを示したのか、何か特別な要因があるのではないかということで、マーケットは疑心暗鬼になりますよね。その結果、その発言がサプライズとなり、相場が大きく動く可能性があるのです。

 

もちろん、どの要人がどんな話をして、誰がハト派なのかタカ派なのか、あるいは中立派なのか、ということを事前に把握するのは簡単なことではありません。でも、FX取引では極めて重要ですから、できるだけ関心を持つようにしたいです。

 

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有事のドル買いとは?

 

「有事の金買い」とか「有事のドル買い」という言葉は聞いたことがあるかもしれません。テロや戦争が起こったりすると、世界経済に悪影響を与える恐れがありますが、そのような場合では、一般的にドルが買われやすくなるのです。

 

これは、もちろん世界の基軸通貨がドルだからということもあるのですが、それ以外にも流動性について極めて優れているからなのです。

 

ただし、この構図も、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを起点に崩れてしまった可能性があります。実際、このときはドルは下落し、まさに「有事のドル売り」になってしまいましたから。

 

といっても、この事件の際は、アメリカ自身がその有事であるテロの標的国となってしまったわけですから、当然と言えば当然なのですが。

 

また、この事件が起きた後、FRB(連邦準備制度理事会)が危機への対処として政策金利を大きく引き下げたのですが、これがドル下落の要因になってしまったとも言えます。

 

以上のようなこともありますので、必ずしもすべての有事に対して「有事のドル買い」という構図が当てはまるわけではないということは覚えておくと役に立つと思います。

 

さらに、現在では、ユーロの存在も大きくなってきています。そのような背景もあって、現在の有事の際には、金(ゴールド)や原油などの商品市場をはじめ、ユーロ、円、スイスフランなど多岐にわたってきているのです。

 

FX取引をする上では、もし突然、有事が起きてしまったら、その当事者がどこなのか、資金はどこへ逃避されるのかについても考えることが重要になってきます。

 

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オーストラリアと中国の関係は?

 

中国は、今やオーストラリアの最大の貿易相手国になっていますので、中国の経済動向にかなり大きな影響を受けます。その中国の経済動向の判断材料になるのが株価ですから、当然、それがオーストラリアに影響を与えることになります。

 

具体的には、中国株が上昇すると、その貿易相手国であるオーストラリアにも恩恵があるであろうとの思惑から、その国の通貨であるオーストラリアドルが買われることになるのです。

 

もっとも、オーストラリアドルの上昇と上海株の上昇が完全にリンクしているわけではありませんので、上海株が上昇したからと言って、必ずオーストラリアドルが上昇すとは限りません。

 

とはいえ、中国経済が好調になると、それがオーストラリア経済にプラスの影響を与える一要因となっているのは確かなわけで、オーストラリアドルへの需要が高まり上昇する傾向にあるのは事実です。

 

それから、オーストラリアドルは資源国通貨としても有名ですよ。中国が景気拡大期にあるということは、それだけ商品への需要が高まっているということでもあるわけです。

 

例えば、鉄鉱石などの金属や原油などは、モノを作る上で材料や燃料になりますからね。こうしたことも、オーストラリアの経済、ひいてはオーストラリアドルの上昇への後押しとなっているといえそうです。

 

ただし、一口に資源国通貨と言っても、その国により産出するものが違う点には注意が必要です。というのは、産出するものによって、どの商品価格が影響するかが変わってくるからです。

 

ちなみに、オーストラリアドルや南アフリカランドは、金価格の影響を受けやすいと言われています。

 

これに対して、カナダドルは、原油価格の影響を受けやすいと言われています。FX取引で資源国通貨を取り扱う場合には、その国がどんな資源を産出しているのかについてもチェックするようにしてください。

 

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