NISA(ニーサ)初心者は配当・株主優待・REITで資産運用!

 

 

NISA(ニーサ)初心者なら

配当株主優待REITで資産運用!

 

 

2014年1月からスタートした少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」。その株式の銘柄選びのポイントの一つとして、配当と株主優待があります。

 

株式投資を行う場合、利益を得るために値上がり益を狙うというのがまず思い浮かぶのですが、投資や資産運用初心者の方は、値上がり益ではなく、配当や株主優待に着目して選ぶのもおすすめです。

 

 

株式投資の利益とは?

 

株式投資には様々な利益が期待できます。そのうちの一つがキャピタルゲイン、いわゆる値上がり益ですが、インカムゲインである配当も重要な利益の一つです。

 

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ちなみに、配当とは、株式を保有することで、継続して利益を受け取ることのできる利益です。配当を出している企業の株式を「権利確定日」時点で保有していれば、配当を受け取ることができます。

 

この「権利確定日」というのは、株主として株主名簿に記載され、配当や株主優待などの権利を得られる日のことです。権利確定日は3月末や9月末に多いのですが、企業により異なります。

 

 

安定高配当の企業に投資する魅力は?

 

安定的に高い配当を出せる企業というのは、どのような企業なのかを考えてみます。継続的な配当をするには、安定的に利益を出す必要があります。なので、高配当企業は、一般的に業績が堅調で利益が安定的に成長している企業と言えます。

 

また、利益を内部に留保せずに株主に戻す株主還元に積極的な企業とも言えます。

 

つまり、高配当企業は株主に優しい企業ということです。こうした安定感のある高配当企業は、必然的に投資家の評価も高まる傾向にあり、株価も良好なパフォーマンスを示しています。

 

世界の大型企業のうち、高配当企業の平均株価と全体の平均株価の推移を比較してみると、長期的には、高配当企業が大きく上回っていることがわかります。つまり、高配当企業は配当だけでなく、値上がり面でも期待できるということなのです。

 

 

NISA(ニーサ)で株主優待銘柄を!

株主優待制度とは?

 

株主優待制度は、株主にとって非常に楽しみな制度です。株主優待制度というのは、いわゆる上場企業から株主へ定期的に送られるプレゼントのことです。会社ごとに工夫を凝らしていて、様々な品物やサービスを受けることができます。

 

個人投資家の長期にわたる株式保有を期待して、株主優待制度を導入する企業は年々増加しています。2013年9月末時点では、上場企業の約3割に該当する1,094社が実施しています。

 

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この株主優待制度は、任意の制度で企業には情報開示の義務がないので、投資家自身で常に最新の情報を確認する必要があります。実施する企業が増えるにつれて株主優待の内容も多様化してきています。

 

 

定番なのは、食品やドリンク類、日用品などの自社製品です。

 

その企業の主力商品や新製品を詰め合わせセットにしているケースが多いです。また、買い物券やプリペイドカードを優待内容としている企業も多いです。さらに、株主にならないともらえない株主限定の商品を用意している企業もあります。

 

自社商品を株主のためだけのオリジナルにアレンジしているので、毎年届くのを楽しみにしているコレクター株主もいます。NISA(ニーサ)初心者の場合、こうした配当や株主優待に着目した資産運用もおすすめです。

 

 

株主優待制度の最近のトレンドは?

J-REITでも優待を実施しているの?

 

最近のトレンドとしては、保有株数と保有期間に応じて受け取れる株主優待の内容を変える企業が増えています。

 

保有株数については、より多くの株数を保有している株主を優遇し、また保有期間については、一定期間以上保有している株主を優遇するというものになっています。

 

ちなみに、J-REITで優待が受けられるイメージはあまりないかもしれませんが、ここ最近でも2つの投資法人が優待制度を導入し、2013年9月末時点では3つの投資法人が優待を実施しています。

 

株主優待は、何だかワクワクしますが、実際の商品が手許に届くと、値上がり益とはまた違った喜びが得られますのでおすすめです。

 

なお、株主優待制度の情報を効率よく調べる方法としては、株主優待を特集した冊子やインターネットを活用するのがおすすめです。株主優待は、NISA(ニーサ)の非課税制度と合わせて活用していきたいですね。

 

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NISA(ニーサ)投資でも実質利回りを見よう!

 

投資の世界では、株主優待でもらった商品などを実際の金額に置き換えて配当などと一緒に利回りとして見る「実質利回り」という考え方があります。

 

例えば、株価が1株500円で、1株当たり20円の配当を支払う会社があるとします。この会社が一律3,000円相当の自社商品を、株主優待として提供した場合の実質利回りを考えてみます。

 

配当利回りは4%(20円÷500円)で、優待を金銭に換算した優待還元率は100株購入の場合は6%(3,000円÷50,000円)、500株の場合は1.2%(3,000円÷250,000円)、1,000株の場合は0.6%(3,000円÷500,000円)となります。

 

配当利回りと優待還元率を足したものが実質利回りとなりますので、このケースですと、実質利回りは、100株なら10%(4%+6%)、500株なら5.2%(4%+1.2%)、1,000株なら4.6%(4%+0.6%)となります。

 

このように、株主優待を含めた実質利回りで見ると、かなり魅力的な水準になることがわかります。以上になりますが、NISA(ニーサ)の銘柄選びの1つとして、配当と株主優待に着目してみるのもおすすめです。

 

 

NISA(ニーサ)でJ-REIT運用とは?

 

2014年1月から始まった少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」。ここでは、REITを活用した資産運用について紹介します。

 

REITというのは、日本語では「不動産投資信託」とも言いますが、もともとはアメリカで生まれた金融商品です。日本では「Japan」の「J」を付けて「J-REIT」とも呼ばれています。

 

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REITの仕組みは?

 

REITというのは、多くの投資家から集めた資金で複数の不動産を購入して、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する金融商品の1つになります。

 

REITの投資対象は様々で、オフィスビルや商業施設、マンションなどの住居施設、物流施設などがあります。特定の用途の物件に特化して投資するREITもあれば、いくつかの用途の物件を組み合わせて投資するREITもあります。

 

 

REITと不動産直接購入との違いは?

 

実物の不動産を直接購入する場合、その売買や維持管理に多額の費用がかかります。また、煩雑な手続きも必要になります。

 

これに対してREITは、証券取引所に上場していますから、上場株式と同じように自分の好きなタイミングで売買をすることが可能です。しかも、多くの投資家から資金を集めているので、一人ではとても購入できない大規模な不動産に投資ができる点も魅力です。

 

こうした魅力あるREITでどのような資産運用ができるのでしょうか?

 

 

REITで資産運用するメリットとは?

 

REITは、不動産の賃料収入などを投資家に分配する金融商品で、株式や債券に比べて利回りが高いのが魅力です。

 

10年国債利回りが0.6%で推移している中、J-REIT全体の利回りは3.7%前後で推移しています値上がり後に売却すれば、利益も得ることができます。NISA(ニーサ)を使ってREITで資産運用するのもおすすめです。

 

 

REITの市場動向は?

 

REITにとって、脱デフレは追い風となっています。なぜなら、投資家に支払う分配金の主な源泉は物件からの賃料収入なので、デフレ解消が進むとオフィスビルなどの賃料が上昇するといったことにつながり、分配金が増えることになるからです。

 

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オフィス賃料については、特に景気に敏感に反応するという特徴があります。実際、足下の企業業績の回復を背景として、東京都心のオフィス空室率も回復傾向にあります。

 

例えば、2008年以降下落が続いていた賃料も、東京の丸の内や日本橋など一等地を中心に上昇傾向が鮮明になっていることも、REIT相場を押し上げている要因となっています。

 

また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックも決まって、東京都心が大改造に向けて動き始めたことも、REITにとっては追い風となっています。

 

さらに、オリンピックに直接かかわる施設の建設以外でも、様々なインフラ整備や民間建設需要が出てくることが予想されます。

 

オリンピック期間中は、来場者数は延べ1,000万人と見込まれ、政府と東京都は観光客受け入れのために、交通インフラを速やかに整備していく方針をとっています。

 

ちなみに、2020年の東京オリンピックは、選手村から半径8km圏内に全33競技場のうち、28競技場を配置したコンパクトな運営が目玉となっていますので、会場間の短距離での交通網の整備も予定されています。

 

それに加えて、都心と羽田、成田空港のアクセス改善のため都心直結線の整備も予定されています。

 

このように、オリンピックの誘致成功を受けて、様々な交通インフラ整備が進むこともREITにとって追い風となりそうです。NISA(ニーサ)を活用してREITに投資すれば、手軽に大家さんになることができますので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

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