NISA(ニーサ)活用法|投資信託(ファンド)とETF入門!

 

 

NISA(ニーサ)活用法!

投資信託(ファンド)とETF入門!

 

 

式に投資する投資信託のメリット・デメリットは?

 

NISA(ニーサ)口座で株式に投資する投資信託を選んだ場合、売却益が大きければ大きいほど非課税効果のメリットも大きくなります。なので、仮に株式に投資するファンドで大幅な売却益を確保できたら、非課税効果は大きくなります。

 

一方、NISA(ニーサ)口座で投資した場合は、損益通算や繰越控除の対象になりませんので、仮に損失が発生してしまった場合は、特定口座等の課税口座で投資する場合よりも不利になる点には注意が必要です。

 

つまり、株式に投資する投資信託などハイリスク・ハイリターンの商品では、利益が大きいとそれだけ非課税効果も大きくなります。

 

ただし、株式が値下がりした場合は、譲渡損失はなかったものとみなされ、他の資産の譲渡益や配当所得等との損益通算や繰越控除もできませんので、注意が必要になるということになります。

 

スポンサーリンク

 

 

債券等で安定的に運用する投資信託を選んだ場合の

メリット・デメリットは?

 

NISA(ニーサ)は制度上、損失が発生した場合、損益通算や繰越控除ができません。ですが、安定的に運用する投資信託(ファンド)であれば、値動きが相対的に小さいことが予想されますから、そのデメリットが相対的に顕在化しにくい点が逆にメリットになります。

 

ただし、安定的に運用する投資信託(ファンド)は、大幅な値上がり益の可能性は低いので、非課税効果のメリットは限定的になります。

 

つまり、安定的に運用を行う投資信託(ファンド)では、比較的値動きが小さくなるとともに、得られるリターンも小さくなる傾向にあることから、非課税効果が小さくなる可能性があります。

 

 

運用会社が投資先を機動的に変える投資信託を

選んだ場合のメリット・デメリットは?

 

NISA(ニーサ)は制度上、NISA(ニーサ)口座内で商品を売却した場合でも、非課税枠の再利用はできません。そのため、非課税期間を最後まで活用する場合は、同じ商品を5年間保有することになります。

 

この場合、投資環境の変化が気になりますが、投資対象を機動的に変える投資信託なら、上手くいけばその時々の環境に適した投資対象で運用する仕組みなのでメリットがあると言えます。

 

ただし、投資信託(ファンド)ごとの投資方針に基づいて投資先が決まるので、自分自身の判断で投資対象を選ぶことができない点はデメリットと言えます。

 

投資環境に応じてポートフォリオを変更する投資信託(ファンド)のイメージとしては、例えば、景気回復局面であれば、株価の上昇を見込んで株式の組み入れ比率を引き上げたりします。

 

一方、景気減速・後退局面では、国債の組み入れ比率を引き上げて運用するなどです。ただし、組み入れ比率の変更が必ず上手くいくとは限りませんので、パフォーマンスの向上につながらない可能性もあります。

 

スポンサーリンク

 

 

NISA(ニーサ)口座で定期分配型の投資信託を

選んだ場合のメリット・デメリットは?

 

普通分配金は非課税となりますので、NISA(ニーサ)口座で保有する投資信託(ファンド)を売却しなくても、非課税メリットを得ることができます。ただし、分配金を再投資した場合は、新たに非課税枠を使用して投資信託(ファンド)を購入したものとみなされます。

 

つまり、再投資を行ったことで、その年の購入金額の累計が120万円の非課税枠を超えている場合、120万円を超えた分については、課税口座での購入になりますので注意して下さい。

 

例えば、定期分配型投資信託で分配金を受け取る場合、非課税期間中は普通分配金も非課税になりますが、分配金は預貯金の利息とは異なり、支払われない場合や増減することがありますので注意が必要です。

 

以上のように、同じ投資信託(ファンド)でも、投資対象や運用手法によって、NISA(ニーサ)口座を利用する際のメリットやデメリットは大きく異なります。あなた自身の投資目標や考え方を踏まえて、投資信託(ファンド)を選ぶことが大切です。

 

 

NISA(ニーサ)でのETF活用法とは?ETF入門

 

2014年1月から始まった少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」、ここからはETFを活用した資産運用を紹介していきます。

 

日本では、2001年に本格的なETF制度が導入されてしばらく経ちますので、ご存知かもしれませんが、改めてETFについて簡単に説明しておきます。

 

ETFとは、上場投資信託(Exchange Traded Fund)の頭文字を取った略称で、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託のことです。

 

証券取引所に上場されているということは、株式と同じように売買ができるということです。つまり、国内の取引所に上場しているETFであれば、取引方法や税金などは、基本的に上場株式と同様の取扱いとなります。

 

スポンサーリンク

 

 

また、証券会社によっては、ニューヨーク証券取引所などの海外の取引所に上場しているETFも取り扱っていますので、幅広い銘柄に投資をすることも可能です。

 

 

ETFの魅力とは?NISA(ニーサ)で

どのような投資ができるの?

 

日本でも銘柄数が増えてきて注目を集めているETFですが、世界的にもETFは伸びてきています。例えば、少し古いデータですが、2013年9月末で世界のETFの残高は2兆ドルを超え、銘柄数は約5,000本に上ります。

 

世界初のETFは、1990年にカナダで誕生しましたが、わずか20年のうちに急成長を遂げたことから、ETFは最も成功した画期的な金融商品の1つとも言われています。

 

 

ETFの種類は?

 

日本では、日経225やTOPIX(トピックス)などの株価指数に連動するETFがよく知られていますが、欧米やアジア、エマージング諸国の株価指数に連動するものもあります。フロンティアというまだエマージングにも満たない国の株式に投資できる銘柄もあります。

 

また、株式以外にも債券やコモディティといった通常では投資が難しいような資産を対象とするETFも上場されていますので、ETFによって投資の選択肢がどんどん広がっていると言えます。

 

このようにたくさん種類のあるETFですが、やはり流行もあります。もちろん、トレンドは相場の状況によっても変わってきますが、海外では最近、高配当株やREIT(リート)などの分配金の出るタイプのETFの人気が高まっています。

 

日本のETFにも、高配当株やREIT(リート)を対象とした銘柄が登場し始めていますので、海外の投資家と同じような投資ができる環境が整ってきています。

 

 

ETFでどんなことができるの?

 

例えば、世界の株式に投資したいと考えた時、どの国のどの銘柄を選んだらよいのか迷ってしまいますよね。さらに、それらの銘柄をタイミングを見ながら売買するとなると、かなり難しくなります。そんな時は、丸ごと全部買ってしまうというのも1つの方法です。

 

ETFなら、手間をかけずに世界株投資が実現できます。つまり、ETFだけでグローバル分散投資ができてしまうということです。ETFを使うと、一見難しそうな海外投資もより身近なものに感じられるはずです。

 

これまでは、一部の大口投資家のものだったインデックス運用が、投資信託(ファンド)やETFの出現によって、個人でも手軽にできるようになりました。中長期投資において重要なのは、時間と資産を分散することです。

 

ETFは資産分散を容易に可能にするツールであり、NISA(ニーサ)での資産運用においても、重要な役割を果たしてくれるはずです。

 

スポンサーリンク

 

関連記事(一部広告含む)