積立NISA(ニーサ)とはいつから|併用・商品移行不可でも投資信託で再投資!

 

 

積立NISA(ニーサ)とは?いつから?

併用・商品移行不可でも投資信託で再投資!

 

 

インデックスファンドは積み立てがいいです。特に最近、2018年からスタート予定の積立NISA(ニーサ)の話が出てきて、おおよそその枠組みも決まってきました。

 

積立NISA(ニーサ)でインデックスファンドをドルコスト平均法で買っていくと、複利効果でかなり効率の良い運用ができることになります。

 

インターネットで情報収集していると、「低コストで信託報酬の低いインデックスファンドは素晴らしい!」という記事を目にすることも多いと思います。それはその通りなのですが、すべての人がそうではないというのも事実です。

 

単純に今後将来のために、10年、20年のスパンでお金を増やしていかなければいけないということを考えたら、積み立てていくのが一番いいです。そして、それを複利で回していければ最強です。ですから、毎月分配型などはおすすめしません。

 

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現行NISA(ニーサ)との併用はできるの?

 

積立NISA(ニーサ)の投資枠は毎年40万円までで、非課税期間は20年間となるようです。

 

現行のNISA(ニーサ)は年間120万円までで、非課税期間は5年間となっていますので、積立NISA(ニーサ)は、枠は少なくなっていますが、非課税期間は4倍になっていて、若年層、現役世代が活用しやすいような形になっています。

 

ただし、現行のNISA(ニーサ)と積立NISA(ニーサ)を併用することはできませんので、どちらかを選ばなくてはいけません。もちろん、これで確定したわけではありませんが、およそこのような形になりそうです。

 

 

積立NISA(ニーサ)の最強の運用方法とは?

 

積立NISA(ニーサ)をどのように上手く活用していけばいいのか?一番のポイントは複利効果にあります。

 

例えば、「配当込日経平均」という指数があるのですが、日経平均に採用されている株式というのは当然配当を出します。ただ、配当を出してしますと、その分指数としては理論上押し下がってしまうということになっています。

 

なので、例えば、日経平均の銘柄全てが計算上100円の配当を出すということであれば、理論上日経平均は100円下がることになります。そのような形で配当を出した指数を、私たちは普段見ているわけです。

 

ですが、そうではなくて、配当もすべて足し込んでいこうというのが、この「配当込日経平均」という指数になります。

 

配当込日経平均の場合、長期で持てば持つほど、配当がどんどん再投資されていくことになりますから、通常の日経平均よりも高い数字になっています。当然、配当を複利で回していくと、複利効果というのは後から非常に大きくなっていきます。

 

ちなみに、単利というのは、年率1%だったら1%ずつ直線で増えていくものです。一方、複利というのは、例えば、年利1%で100円を預ければ101円になりますが、その1円をさらに再投資して翌年には102.01円にという形で増えていくものです。

 

なので、複利の場合は、やや右肩上がり曲線を描いて上がっていきます。かつ、期間が長期になればなるほど、単利との差は広がっていきます。

 

実際、先ほどの配当込日経平均と通常の日経平均の10年間のチャートを重ねてみると、後半になるほどその差は拡大していっているのがわかります。

 

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よって、利息や配当金・分配金などは引き出すのではなく、それをどんどん再投資に回していった方が断然資金効率が良くなります。

 

こうしたことからも、毎月分配型の投資商品は圧倒的に不利であると言えます。将来的にいくらお金を貯めたいという人の場合は、毎月分配型はおすすめできません。

 

 

積み立てで購入するのと

まとめて購入するのとではどちらがお得?

 

例えば、先ほどの配当込日経平均のインデックスファンドを毎月1万円ずつ買っていったとします。毎月1万円ずつ買っていくので、保有残高は当然右上がりに増えていきます。11年後には、76.72単位の残高になります。

 

一方、2016年12月1日に配当込日経平均(29353.79円)を上記の積立総額と同額を一回で買ったとすると、44.97単位(1万円×12ヵ月×11年÷29353.79円)しか買えないことになります。

 

つまり、毎月1万円ずつ買っていった方は、ドルコスト平均法で買っていったので有利な運用ができたということです。ドルコスト平均法というのは、毎月同じ金額ずつ買っていくという投資手法です。

 

例えば、毎月1万円ずつ買っていくとすると、株価が高い時には、1万円分ならそれほど買わなくて済みます。

 

反対に株価が安い時には、1万円でたくさん買うことができます。ドルコスト平均法なら、安い時にたくさん買って、高い時にはあまり買わなくて済むという、自動的にそのようになるので非常に効率が良いのです。

 

一方、2016年12月1日に一括で買ってしまう投資手法ですと、その時の価格がもし割高だったすると、非常に損することになってしまいます。実際、上記では、31.75(76.72−44.97)単位もの差が生じてしまいます。

 

もちろん、これは、今は日経平均が高いからそうなっているというのもありますが、それだけでなく、当然、複利効果というのも出ているのです。

 

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ちなみに、これで積み立てていった場合の評価額がいくらになっているのかというと、225.2万円(76.72単位×29353.79円)にもなっているのです。一括でまとめて買った時には132万円で変わらないわけですが、11年間積み立てたことによって225万円に増えているのです。

 

このように積み立てで買っていくというのは、非常に効率の良い運用方法なのでおすすめです。

 

もちろん、一番効率が良いのは、最安値で買うことです。ですが、それはなかなか難しいです。なので、長く持てば持つほど効果が出てくる「ドルコスト平均法と複利効果の組み合わせ」が最強の投資手法ということになるのです。

 

 

積立NISA(ニーサ)とは?併用・商品移行不可でも

投資信託で再投資!まとめ

 

積立NISA(ニーサ)なら、ドルコスト平均法で効率の良い運用ができます。また、分配や配当は受け取るのではなく再投資すると、複利効果を発揮してさらに効率の良い運用になります。

 

積立NISA(ニーサ)を使った投資方法ということで考えると、毎月分配型はそもそも対象外になるのではないかとも言われています。毎月分配型は非常に効率が悪いですから。

 

また、特に10年、20年という話になった場合、例えば、テーマ別ファンドにしてしまうと、そのテーマがずっと調子が良いのかというとわからない部分もあります。

 

そう考えると、信託報酬も安いですし、インデックスファンドがいいのかなと思います。信託報酬が高いと、長期間持てば持つほどそれがボディブローのように効いてきますからね。

 

なので、積立NISA(ニーサ)では、できるだけコストの安いインデックスファンドを使うことをおすすめします。なお、日経平均のインデックスファンドについては、個人的には長期保有するはどうかなと思いますので、同じインデックスファンドなら他の商品をおすすめします。

 

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