iDeCo(イデコ)始め方|お金増やす運用方法とは?

 

 

iDeCo(イデコ)でお金増やす運用方法!

iDeCo(イデコ)の始め方とは?

 

 

iDeCo(イデコ)を始める前に、まずは投資の基本的な考え方について知っておく必要があります。特にiDeCo(イデコ)を銀行預金ではなく、投資信託を利用して行う場合、運用に関しての最低限知っておいて欲しい知識になります。

 

まず「複利」と「ドルコスト平均法」という言葉を覚えていただきたいです。複利というのは、元本に利息が付いて、その増えた利息についても次の年にまた利息が付くという、いわゆる雪だるま式に増えていくことを言います。

 

この複利の計算をする時に、よく運用の世界で使われるのが「72の法則」です。

 

72の法則とは、元本を2倍にする場合のおおよその年数や金利が簡単に求められる法則のことです。要は、もともとの元本が2倍になるのに何年かかるかを求めるもので、以下の計算式で求められます。
 ↓↓
■72÷金利(%)=2倍になる年数

 

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例えば、バブル経済時代の郵便局の定期預金の金利は8%くらいありましたので、それを当てはめると以下のようになります。
 ↓↓
■72÷8%=9年

 

つまり、100万円が200万円になるのに9年しかかからなかったということです。では、現在の定期預金金利0.01%では、何年で2倍になるでしょうか?
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■72÷0.01%=7,200年

 

何と、7,200年もかかるのです。要するに、今の世の中の金利では、いかにお金が増えないのかがわかると思います。少しでもお金を増やすためには、やはり投資を少しは考えなくてはいけない時代にきているということなのです。

 

 

お金増やす複利の効果とは?

 

例えば、100万円のお金を年利10%で30年間複利運用した場合を考えてみます。単利というのは、あくまでも元金の100万円について毎年10%ずつ金利が付いていくものです。なので、単利の場合には、30年経っても400万円にしかなりません。

 

一方、複利は、100万円が翌年には110万円になり、さらに翌年には110万円に10%の金利が付くので160万円と、段々加速して増えていきます。

 

単利でも複利でも、およそ5年目くらいまでは差がそれほどありませんが、それ以降は段々差が出てきて、複利運用だと30年後には1,750万円になっていますから、単利と4倍以上もの差が出てきます。これが複利の効果と呼ばれるものです。

 

お金を運用する時は、複利で運用しないと意味がないというのはこうしたことから言われているのです。

 

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お金増やすドルコスト平均法とは?

 

ドルコスト平均法というのは、積み立てでよく使う手法です。

 

投資と言われるとすごく怖いイメージを持たれる人も少なくありません。お金を投入するタイミングを計らなければいけないとか、安く買って高く売れれば利益があがりますが、逆の場合ももちろんありますから。

 

そのリスクをできるだけ抑えた手法がこの「ドルコスト平均法」なのです。

 

ただドルコスト平均法といっても、要は、毎月一定額を積み立てていくというだけです。例えば、毎月1万円ずつ積み立て(定額投入)をするとします。

 

株式でも投資信託でもよいのですが、単価(価格)は毎月変動します。1ヵ月目の単価が1千円だとすると、1万円だと10口買えることになります。そして、次の月の単価が800円だとすると、12.5口買えることになります。

 

さらに翌月単価が1,100円になっていたら、9.09口買えることになります。

 

このようにして買っていくと、単純に1度にお金を投入するよりも、平均単価が下がることになります。これは、何十年も続けていくとより効果があります。お金を投入するタイミングを気にしなくて良いのがドルコスト平均法のメリットと言えます。

 

例えば、積み立てで2006年から2016年までの10年間、1万円ずつ積み立てたとします。2008年にはリーマンショックがあり、最近ではイギリスのブレグジットやトランプ大統領の誕生などがありました。

 

このように、10年間だと大きな暴落する時期がいくつかあるわけですが、積み立ての場合は、単価が下がり続ければ下がり続けるほど、口数はたくさん買えることになるのです。

 

そして、口数がたくさん増えれば増えるほど、価格が戻った時に大きく利益が出ることになります。

 

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iDeCo(イデコ)では、一括ではなく、積み立てしかできませんから、ドルコスト平均法とうい手法を使うと、リスクのない負けない投資になると思います。

 

なので、定期預金でするのも悪くはありませんが、金利のことを考えるとお金が増えていきませんから、できれば投資信託も入れていくことをおすすめします。

 

 

iDeCo(イデコ)だけでもお金は増えるの?

 

iDeCo(イデコ)で積み立てをする時に大切なことは、この個人型確定拠出年金だけで考えるだけではなく、国が優遇を与えているもう1つのNISA(ニーサ)という制度も絡めて考えることです。

 

NISA(ニーサ)もiDeCo(イデコ)と同様、非課税でできますので、NISA(ニーサ)も上手く絡めて活用すると、将来の老後の生活費の大きな原資になると思います。

 

なので、家計の収支やキャッシュフローなど、全体で考えることがすごく重要です。iDeCo(イデコ)だけするというのでは、全体の家計の金融資産のバランスとしては、少し片手落ちになってしまいますからね。

 

例えば、積み立て型の保険ばかりやっている人がいたり、株式のような変動型の商品ばかりやっている人も少なくないわけですが、そうではなくて、あくまでも全体を見てそのバランスを考えてお金を運用していくのがベターです。

 

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