投資初心者が金利で稼ぐ方法とは?
銀行の預金金利は投資ではない?
投資と聞いて、難しい、かわかりづらいというイメージを持たれているかもしれません。
また、景気が上向いてきたこと昨今、「何となく投資を始めたい」、「でもどこから手をつけたらいいのかわからない」、「何から始めたらいいの?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか?
投資をする際に、まず最低限知っておきたいのが金利になります。普段の生活の中で、金利や利息、利子などの言葉は聞くと思います。これらそれぞれの言葉には、微妙に違いはありますが、今はそれほど気にする必要はありません。
そもそも私たちが住んでいる経済世界の中では、“お金の貸し借り”というのが経済を動かしているといっても過言ではありません。
例えば、家を買う時に、3千〜4千万円のお金が手許にないから、銀行からお金を借りるわけです。この借りたお金には、必ず金利というものを付けて返していくわけです。
一方、企業などを運営していく上では、事業を拡大したりするために、銀行からお金を借りるということは日常茶飯事です。
意外に知られていないのですが、私たちが銀行や郵貯に預けている預貯金も、実は銀行や郵貯の側から見ると借金(借入金)なのです。つまり、銀行や郵貯は、お金を預けている私たちに借金をしているということです。
ですから、私たちがお金を引き出す時には、わずかですが利息が付いてきますよね。投資をする上では、この金利がどれぐらい付くのかを考えることは、外すことができないくらい非常に重要なものになります。
金利で稼ぐ方法とはリスクを取ること?
金利が高いものほどリスクが高く、金利が低いものほどリスクは小さいといえます。
例えば、国債は、各国の政府がお金を借りるときに発行する債券(借用証書)ですが、日本の長期国債金利、10年国債、これは0.8%ぐらいの金利が付いてきます。つまり、日本政府は0.8%の金利を付けて返すということです。
一方で、ギリシャの長期国債金利というのは、およそ10%ぐらい付いてきます。これは、日本に比べてギリシャがリスクの高い国だからです。日本の方が明らかにリスクが小さいということです。この国家間のリスクを比較するには、この金利を見るとよくわかります。
投資初心者が金利で稼ぐには、
どれぐらい金利が付けばいいの?
これは、投資する金額や個々の資産状況によります。資産と言うと、何か大きなお金のようにイメージされるかもしれませんが、全然そんなことはなくて、その人の状況によって変わってくるものです。なので、資産は何が良いのかといっても一概には言えません。
あなたも1つくらいは普通預金口座をもっていると思いますが、銀行の普通預金金利は今0.02%ぐらいです。こんなに銀行の金利が低いと、もはや金利というレベルではありませんが、0.02%というのはどれぐらい低い金利だと思いますか?
これは、例えば100万円を0.02%の銀行の普通預金に預けた場合、この100万円が2倍になるには、3400〜3600年ぐらいかかる計算になります。
投資と借金の金利はどれぐらいが妥当なの?
「何となく投資って怖いよね」というイメージで、普通に銀行に預けていたとしても0.02%という世界の中なので、これはちょっとどうなのかなと思いますよね。
投資という観点でいうと、お金を増や時には、金利を気にしましょうという話なのですが、反対にお金を借りた時には、金利を支払わなければなりません。なので、お金を管理する上で返済する金利というのも、きちんと把握しておかなければなりません。
こうした部分は、身近にファイナンシャルプランナーさんなどがいれば、相談してみるのも1つの方法です。投資する時もお金を借りるときも、どれぐらいの金利が妥当なのか相談してみるとよいと思います。
投資初心者が金利で稼ぐなら
リスクを考えることも大切!
まったく投資というものをしたことのない初心者の場合は、今銀行にある普通預金のお金をそこにそのまま置いておくよりも、その置き場所をちょっと変えてみるだけでも、それだけでも投資になるということです。
銀行に預けているのも、投資と言えば投資なのですが、銀行の預金金利は0.02%ですし、リスクはほとんどありませんから、投資と呼ぶにはどうかなと思います。実際、仮に銀行が破綻してもペイオフ制度がありますので、1千万円までは全額保証されますからね。
もちろん、金利が高ければ高いほど、その分リスクも伴うという意味では、そのリスクも鑑みて投資することが重要になってきます。