転職体験談
私が総合病院より調剤薬局への
転職をおすすめする理由
私は社会人になって、もうすぐ5年になるところです。来年ようやく薬剤師歴が5年になります。まだその程度の私ですから、薬剤師業界について何から何まで語ることはできないのかもしれません。
ただそれでも、これから薬剤師業界で転職しようと考えている人にとっては、多少なりとも役に立つこともあるかと思いましたので、私の転職体験談を書いてみることにしました。
総合病院から調剤薬局への転職理由は?
まず薬剤師になって最初に就職したのは総合病院でした。この総合病院は本当に大変で、1週間で本気で辞めたくなりました。
病院の薬剤師さんて、かなり厳しい人が多いのです。たまたま私が勤めた病院がそうなのかもしれませんが、とにかくビシバシやられました。聞いた話ですと、大きな病院になるほどその傾向は強くなるようです。
また、そういう教育を受けた人たちが、その病院にまた残っていくので、ずっとその傾向は続いていくらしいのです。病院の離職率というのはかなり高いのですが、この辺に原因があるのかもしれません。
そうした離職率の高さもあって、病院は若い人ばかりです。私のように病院を辞めて調剤薬局に行くパターンは結構多いです。ただ、当初は1週間で辞めようと思っていたのが、結局、4年弱続けてしまいました。
そして、薬剤師4年目に入ってその総合病院を退職したのです。
なぜ転職したのか?本当の転職理由は?
私が転職した理由は、もちろん人間関係もあったのですが、同時に薬剤師の仕事内容にもありました。
例えば、病棟薬剤業務や調剤業務、混注など色々するのですが、実際に患者さんにやっているという実感がないんですよね。結局最終的には、薬も看護師さんが投薬しますし、決めるのは全部医師ですから。何かやりがいというのがあまりない気がしたのです。
病棟薬剤業務でも指導しに行っても、何かモヤモヤした違和感がずっとありました。それで人間関係だけでなく、そういった仕事内容も含めて、何か納得がいかなくなって退職を決意したのです。
薬剤師の転職理由には色々とあると思いますが、私のような転職理由は比較的多いと思います。
調剤薬局への転職がおすすめです..
総合病院を退職後、私は今度は調剤薬局へ転職することになりました。私の場合はもともと病院で調剤をやっていたので、それが活かせるのでドラッグストアではなく調剤薬局にしました。
そして、調剤薬局に転職して思ったのは、やっぱり調剤薬局はいいということです。
ドラッグストアもそうなのかもしれませんが、調剤薬局では受付をして、調剤はもちろん、投薬・服薬指導をして最後に薬を渡してお会計までしてお金をもらいますから、実際に患者さんに何かやっているという実感が持てるのです。
お会計ではレジ打ちまでやって、お金を受け取ってお釣りを渡したりもします。全部一連の流れをやれるので、すごくやりがいがあるのです。薬剤師として仕事をしているんだなという実感がものすごくあるのです。
やはり私はそこが欲しかったんだなと、調剤薬局に転職して改めて思いました。ただ、調剤薬局もすごく忙しいのは同じです。特に年末年始はかなりのものです。それでもやりがいはあるんですよね。
それと、総合病院の時はラフな感じで通勤していたのですが、今はスーツ出勤なので、以前より社会人ぽくなれた気がします。病院の時は、患者さんとあまり関わりませんし、全部内部の仕事だからそれでよかったのかもしれません。
でも、調剤薬局の場合は、外部から来る患者さんに外に出していく仕事ですから、そうはいかないわけです。ちなみに、病院だと外来時間と言ったりしますが、調剤薬局だと営業時間と言いますからね。
ただし、クレームはものすごく受けます。それでもやりがいがありますので私は調剤薬局に転職してよかったと思っています。私の薬剤師転職体験談が、あなたが転職する際の何かヒントになれば幸いです。