40代で転職に失敗しない方法とは?

 

40代転職はよく考えないと失敗します…

 

40代転職失敗しない方法とは?

 

 

40代で転職に失敗して悩まれている人はあなただけではありません。ここでは、「40代で転職」というその根本的な問題や原因について考えてみたいと思います。40代で転職を考える際の主な理由としては、以下の要3つが考えられます。

 

@職場での人間関係
A仕事の給料(時間給)に対して不満がある
B勤務条件が合わない

 

では、このような不満を抱えて転職する場合、どのような点に注意したらよいのでしょうか?まず転職によって解決できる問題というのはそもそも何なのでしょうか?

 

それは「時間給の変動」なのです。人間関係の悩みや勤務条件がつらかったりということも、転職を考える際の原因ではあるのですが、これらは転職しても解決できる問題ではありません。

 

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例えば、人間関係については、自分自身の内部的な問題が根本的に解決されなければ、たとえ転職できたとしても、再び職場での人間関係というのは表面化するのは時間の問題だからです。

 

また、勤務条件に付いても、それぞれの働き方にメリット・デメリットがあるので、一概に転職したからといって改善されるとはいえません。つまり、上記の@〜Bのうち、唯一変えることができるのが「時間給の変動」なのです。

 

一般的に雇われるということは、自分の時間を提供することによって、提供した時間の見返りとしてお金をもらうわけです。そして、その時間当たりの給料が上がったり下がったりするということでしかないのです。

 

では、人間関係の悩みや勤務条件を根本的に解決するためにはどうすればよいのでしょうか?

 

そうなると、もう働き方を変えるしかありません。「会社に雇われること=時間収入を得る」ということは前述のとおりですが、実は収入には大きく分けると以下の3つあるのです。

 

@時間収入:提供した時間の対価として支払われる給料などです。

 

A成果収入:自分が仕事上で出した成果に応じて支払われる収入です。

 

B権利収入:不労所得などとも言われますが、何もしなくても入ってくるような収入です。

 

もしBの不労所得だけで生活できるのであれば、無理に働く必要がなくなります。

 

すると、人間関係だったり勤務条件といったものをそもそも気にする必要がなくなります。このように働き方を変えることによって、仕事に対する悩みを根本的に解決することが可能になります。

 

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40代の転職で失敗しないためには・・・

 

まず40代から転職するといった場合、20代で転職するというのと、30代前半で転職するというのとでは、少し状況が異なるわけです。人を採用する側からしても、やはり20代の人を雇うのと、30代、40代の人を雇うのとでは、かなり状況が変わってくるわけです。

 

転職がいいのか悪いのかというは個人の判断によるところになるわけですが、その辺りを含めて考えるのが大切になってきます。

 

 

目的は明確になっていますか?

 

まずあなたが転職する目的は明確になっているでしょうか?

 

仕事をしているとどうしても嫌なことはありますよね。その嫌なことからとりあえず逃げたいという理由で転職したいというのも理由の1つです。

 

そうではなくて、「自分に本来やりたかったことがあって、こういう仕事がやりたかった」ということで、初めから今の仕事が嫌であるかもしれません。

 

また、「今は我慢の時期だ、色々な経験になる」ということで3〜5年勤めてきたけれど、やはりそちらの方向へは行けない、今やっている仕事にも馴染めない、今の仕事では他の仕事への移動もできないとなって、自分のやりたいことにチャレンジしたいということでこの仕事内容を理由にして転職を考える方もいらっしゃるでしょう。

 

その場合、その転職先で自分がやりたいと思っていることが本当にできるのかということを、しっかり確認しておいた方がよいです。

 

よく考えずに転職して、幸いにも転職できたとしても、会社へ入ってみたら思っていたような状況ではなく失敗したということもあるからです。最悪の場合、転職前の会社よりも悪くなったという状況も十分に考えられます。

 

その辺、40歳からの転職になりますと、辞めてしまうと次に転職するというのが本当に厳しくなりますので、その辺は十分に注意しておいた方がよいと思います。

 

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仕事への意欲はありますか?

 

あなたにはこんな仕事がやってみたいという意欲がありますか?こんな仕事ならもっと情熱が湧いてくるというものがありますか?

 

若い人に負けないくらいの情熱があるかどうかということです。どうしてもやりたいと思えるものを持っているかどうかですね。転職する際には、その面接を受ける人事担当者や会社の役員に会うことになるわけですが、それがないと転職は厳しくなると言わざるを得ません。

 

つまり、採用する側からすると、40歳以上の人を採用するといった場合、かなり即戦力を期待しているわけですから、それなりの実力ももちろんですが、やる気というものが見えないと採用するには至らないわけです。

 

その際に、「今やっている仕事が嫌だから」などということを話してしまうと、まずその時点でダメだということになります。もっと前向きな意欲がないと採用には至りません。

 

 

今勤めている会社の置かれている状況を

認識できていますか?

 

一般に会社に勤務して1年経たない間に、「仕事がハードすぎて辞めたい、このまま働き続けると死んでしまいそう」という場合、これは他の会社で同じ10時まで働くのでも違ってくるわけです。

 

ブラック企業が今社会問題になっていますが、ブラック企業に勤めている場合、うつ病や命にかかわる病気になっていったりもしますから。

 

私が聞いた話では、ブラック企業に勤めている人は、ブラック企業に勤めていると感じないように洗脳されるということです。

 

これは1人や2人ではなく、かなり多くの方から聞きました。ブラック企業に勤めていると自分がブラック企業に勤めているとわからないのです。そして、内部からアメとムチで優しくしたり怒ったりと、巧みにそれを使うのです。

 

例えば「会社はあなたに期待しているんだ」というようなことを言いながら、本当はブラック企業で安月給、1年間で数日しか休みもないような形で働かせるということをしているのです。

 

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でもこれというのは、ほぼ宗教などと同じで、中にいるとわからなくなってしまうのです。これがわからなくなる前に抜けるというのがとても重要です。

 

そして、そのブラック企業で長期間頑張った根性があるのであれば、40代で転職しても失敗する可能性は低くなるはずです。次の転職先で仕事に耐えることは十分うまくいくはずだからです。

 

 

現状に不満があるのですか?

 

40代の転職者に非常に多いのが、現状への不満です。この現状の不満については、色々なことを言われると思います。「そんな不満を持って次の転職先へ行っても、どうせまた不満を持つだろうから失敗するよ」など。

 

当然、それも言われるでしょうし、当然それが理由でまた転職する人も出てくるでしょう。ですが、環境を変えるということは決して悪いことではありません。40代で転職をした場合、うまくいくケースもあれば、失敗するケースも当然あるわけです。

 

その辺を十分理解した上で、自分で考えてするのであれば、自己責任ですし、全く問題ありません。家族がいる場合には、その辺を理解してもらってからやる必要がありますが。

 

 

転職で収入を増やしたいのですか?

 

今の安い給料ではやっていけない、給料を増やしたいから転職したいという人もいるでしょう。

 

ですが、これについても、20代で収入を増やしたいから転職したいというのと、40代から給料を増やしたいから転職するというとでは全く違ってきます。

 

20代の場合、まだ全般的に給与水準が低いですから、そこで給料を上げていくというのは、上げ幅はかなり大きいと思います。

 

一方、40代になりますと、会社の中にいると給料の上げ幅は止まってくると思います。そして、現在多くの企業で年功序列を廃止しているところが多いですから、職能や職務等級などで会社の給料が決まってくることも多いと思います。

 

こうしたときに、40代から収入を増やしたいとなると、かなり上級なことを求められたりするわけです。

 

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管理者として優秀な人であるとか、技術者として優秀な人であるとか、あるいは特殊な能力や技能を持っている人ですね。そういった人でしたら、現在の会社よりも給料が良くなることもありますが、当然反対のこともあるわけです。

 

収入を増やしたいから転職といった場合、他の選択肢、さらに収入を増やすのならもっと選択肢はないのかということも考える必要があると思います。

 

 

リスクは予測できていますか?

 

現状を変えたいと考えて40代で転職を考えている場合、失敗するリスクをきちんと予測しているのかということです。

 

まず転職環境です。転職したいという人がいれば、転職者を採用したいという会社があるわけです。採用したい会社というのは、求人をかける際に、「こういう人物、こういうことができる人が欲しい」と思っている会社がほとんどです。

 

このような場合、特に40代ですと、本来なら管理職のようなポジションにいたりしますので、実務ができる人というよりは、むしろ若手の社員をまとめる人や、新たな事業を始める際の即戦力となるようなスキルを持った人を採りたいと考えて採用するわけです。

 

40代で転職する場合、それなりのスキルを自分は本当に持っているのか、つまり、今いる会社でだけで有効なスキルではなくて、転職市場、すなわち他の会社でも有効なスキルを持っているのかが重要になってきます。この辺を十分に吟味しておく必要があります。

 

 

年齢制限について

 

これは私も実際にハローワークなどで見てみましたが、年齢制限はかなり多いです。もちろん採用条件の中に40代以上と書かれていますから、表面上の年齢制限はあまりありません。

 

でも、これは40代以上というよりも、会社が55歳とか60歳で定年なので、それまでなら大丈夫ですよということなのです。

 

また、内容の職種のほとんどが管理職だと思っていただいて間違いありません。特にそれなりの給料を条件として掲げている会社というのは、それなりのことができる人です。

 

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管理職ができる人や、特殊な資格を持っていてその資格を持ったうえで実務の経験が5年以上あるなど、そういったところが多いです。スキルと年齢制限で失敗するリスクについては、特に頭に入れておきたいところです。

 

 

生活面は大丈夫ですか?

 

生活面というのは、転職先の会社のことではなく、自分の家庭、家族のことですね。あなたが40代で転職したいといった時に、家族の協力を得られるのかどうかです。

 

あなたも聞かれたことがあると思うのですが、40代から転職をした場合、どうしても収入が減ってしまう可能性が高いからです。

 

大手の会社に勤めていた人が、「疲れ果てて身体がボロボロになりそうなので、給料は下がってもいいから、もっとやりがいのある人間らしい生活ができる会社に勤めたい」というようなケースは割と多かったりします。

 

収入が減っても転職したい、新たな会社で働きたいという覚悟ができているかどうかです。ここでは、家族の承認を受けて協力を得られるのかということが、非常に重要なポイントになります。

 

 

40代で転職の厳しい現実…

 

40代の人をあえて採用する会社というのは少ないのが現実です。ですから、あえて40歳以上の人を雇うということは、管理者として優秀であるとか、技術者として優秀であるなどです。

 

それらの多くの会社では、ハローワークとかそういったところに登録するのではなく、ヘッドハンティングなどで、転職活動をする前に次の転職先が決まっていくことが多いのが実情です。

 

私が勤めていた会社がそうでしたが、およそ会社間や取引先で優秀だと噂されているような人の場合、その人が退職を考えていると言うと、それならウチに来ないかという形で引っ張られることが多いものです。

 

特に大きな会社の場合は、ヘッドハンティング会社にこういう人物が欲しいという登録をして、水面下でヘッドハンティングされるというケースが多いです。

 

ですから、40代で転職をするといった場合は、「収入を下げてでも、今勤めているところよりも小さくてもいいので頑張っていきたい」というような意欲が特に必要になります。

 

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