住宅ローン借入限度額計算方法|年収から借入可能額を計算!

 

 

住宅ローン借入限度額計算方法

年収から借入可能額を計算!

 

 

今回は、住宅ローン借入限度額の計算方法についてのお話です。あなたの年収をもとに銀行がいくらの住宅ローンを貸してくれるのか、その計算方法について詳しく解説していきます。

 

もし昨年の源泉徴収票があったら、まずはそれを用意して下さい。その源泉徴収票を見ると、税込みの年収が記載されているはずです。

 

 

住宅ローン借入限度額計算方法とは?

 

まず源泉徴収票があったら、その給与と書かれた横の一番金額の大きい数字を見て下さい。この一番大きな数字が、あなたの税込みの年収になります。住宅ローン借入限度額は、これを基準に計算していきます。

 

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1番目に、支配限度額を計算します。

 

支払限度額は、あなたの年収のうち返済に充てられる金額というのがあります。これは銀行の基準である返済負担率のことです。返済負担率は、銀行ローンの場合、年収400万円未満は35%、年収400万円以上は40%です。

 

また、フラット35の場合は、年収400万円未満は30%、年収400万円以上は35%です。例えば、年収420万円で銀行ローンの場合なら、返済負担率は年収400万円以上の40%が該当します。

 

■1年間の支払限度額=420万円×40%=168万円

 

この168万円という金額が1年間の支払限度額になります。これを12ヵ月で割ると、毎月の支払限度額が計算できます。

 

■1ヵ月の支払限度額=168万円÷12ヵ月=14万円

 

この支払限度額というのは、あなたの年収に対して、例えば420万円の方なら、毎月14万円までなら返済に充てても生活が大丈夫ですよという基準になります。上記の例を参考に、ぜひあなたの年収をもとに毎月の支払限度額を計算してみて下さい。

 

 

2番目に借入限度額を計算します..

 

先ほどの毎月の支払限度額というのは、今のあなたのローン、例えば、車のローンやカードローンなどの返済も含めての返済額です。ですから、まずは毎月の支払限度額から、毎月の車のローンやクレジットカードのローンを差し引いていきます。

 

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ちなみに、クレジットカードの場合、一括払いとリボ払い、複数回払いのタイプがありますが、ここでは一括払いのものは該当しないので除きます。

 

そして、差し引いた後の金額を係数で割ります。係数は銀行ローンは44.28、フラット35は38.49です。なお、係数は場合によって多少変わってきます。

 

例えば、先ほどの年収420万円で銀行ローンのケースでしたら、毎月14万円が支払限度額でした。車のローンが毎月1万円あるとしたら、(14万円−1万円)÷44.28=2,935万円という金額になります。

 

この2,935万円というのが借入可能額、つまり借入限度額となります。

 

このようにして、あなたの年収をもとに借入可能額(借入限度額)を計算していきます。上記の例を参考に、あなたの年収から借入可能額(借入限度額)を計算してみて下さい。

 

 

収入合算とは?

 

収入合算というのは、申込本人の配偶者等の同居をする人に所得がある場合に、その所得の2分の1までを足して申し込みができるというものです。文章で書くとわかりづらいですが、計算方法は簡単です。

 

例えば、夫が年収380万円、妻が年収260万円の場合なら、妻の年収を所得合算できます。ただし、所得合算できるのは、あくまでも妻の年収の2分の1ということになります。

 

→ 380万円+(260万円÷2)=510万円

 

つまり、510万円の年収として、返済比率や借入可能額(借入限度額)の計算をすることができるのです。なぜこうした方法があるのかというと・・・

 

このケースの場合でしたら、夫の年収は380万円ですから、年収400万円未満ということで返済負担率の基準が変わってしまいます。ですが、夫と妻の年収を合わせれば年収400万円以上になりますから、たくさん借りることができるのです。

 

なお、収入合算者は自動的に連帯保証人になってしまいますから、その点には注意して下さい。

 

 

住宅ローン借入限度額計算方法

年収から借入可能額を計算!まとめ

 

借入可能額(借入限度額)の計算方法は、まず年収に返済比率を掛けて12ヵ月で割って、毎月の金額を出します。

 

そこから既存のローンを差し引いて、それを係数で割れば借入可能額(借入限度額)が出てきます。それから、収入合算については、合算する方の年収の2分の1を足すことができるということでした。

 

ぜひ一度、実際にあなたの年収を使って計算してみることをおすすめします。

 

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