サラリーマンの必要経費って認められるのですか?

 

 

サラリーマンの必要経費は

認められるの?

 

 

サラリーマンは、自営業者のように経費が認められないから損だ!と考えていらっしゃる方もいるかもしれませんが、結論から言うと、サラリーマンでも必要経費は、「給与所得控除」という形でザックリとですが、控除されています。

 

 

具体的にはどのようなもの?

 

サラリーマンが給料をもらうための経費には、どんなものがあるでしょうか?スーツ代、ワイシャツ代、そのクリーニング代、靴、カバン、スキルアップのための講座受講料…いろいろ含まれるのだと思います。

 

ただ、これらの経費は、支出の度合いによって個人差がありますし、本来の方法である 収入−経費 で計算することを、約4,000万人の給与所得者全員に求めるのは難しいかもしれません。

 

そこで、所得税法では、給与収入に応じてザックリではありますが必要経費を控除する「給与所得控除」という方法を認めているのです。

 

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もちろん、実際にかかった金額で計算することもできますが、通常は、この「給与所得控除」を利用した方がお得になっていますので、あまり神経質にならなくてもよいと思いますよ。

 

 

実際の給与所得控除の金額は

いくらぐらい?

 

では、実際にどのくらい経費として認められているのかみてみましょう。

 

■給与収入が年間1,625,000円以下の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、650,000円です。

 

※給与収入が65万円未満の場合は、その額までです。

 

■給与収入が年間1,625,000円〜1,800,000円以下の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、給与収入の40%です。

 

■給与収入が年間1,800,000円〜3,600,000円以下の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、給与収入の30%+180,000円です。

 

■給与収入が年間3,600,000円〜6,600,000円以下の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、給与収入の20%+540,000円です。

 

■給与収入が年間6,600,000円〜10,000,000円以下の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、給与収入の10%+1,200,000円です。

 

■給与収入が年間10,000,000円〜の人
・・・必要経費(給与所得控除)は、給与収入の5%+1,700,000円です。

 

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