先週のドル円はクロス円も含めて売りトレンド中の結構大きな戻り局面でした。
結構戻したのでここを取り損ねたと思われるかもしれませんが、あくまでもこの上昇は逆張りになりますので、上級者でないとなかなか難しかった局面ではあります。
僕も戻りをうかがっていただけで買わずに様子見していました。先週はユーロドルの売りを順張りで入れるのが正解かなと。
それでは、今週のドル円の予想していきます。
まずは月足チャートから見てみましょう。
ドル円は月足チャートで見ても、大きな下落トレンドの真っ最中にいます。エリオット波動でいうところの第3波の中の2波をつけて、今週からは第3波の中の3波、かなり大きな下落を予想することができます。
ただ、あくまでも月足チャートですから、今週一気にということではないでしょう。それでもエリオット波動の第3波中の3波は一番力強く動く局面ですから、大きな戻りもなく大きな陰線をつけながら下落していくことになるでしょう。
次に週足チャートです。
ドル円週足チャートを見ると、エリオット波動の第1波からの戻りの第2波が出たばかりということがわかります。
今週は第3波中の1波、つまり第1波の半値(50%)あたりまでの下落がまずは見込まれます。オレンジ色の矢印の短い方ですね。今週はそのあたりまでを予想しています。
そして、そのラインを抜けると今度は一気に第1波の100%、104.801円あたりまでの押しがあるでしょう。長いオレンジ色の矢印までですね。
政治関連で何かファンダメンタルズ的にリスク回避的な動きが急にあるようですと、一気にフィボナッチの138.2%の101.083円もないわけではありませんが、さすがにそれは行き過ぎのような気がします。
次に日足チャートを見てみましょう。
日足チャートを見ても、やはり下落トレンド入りしており、エリオット波動の第1波の戻りである第2波をつけて、今週はここから下落するのではないかというところで止まっています。
ちょうどここはフィボナッチでも50%までと半値戻しとなっていますね。
また、移動平均線の20日と80日がデッドクロスして最初の戻りタッチとなっていて、グランビルの法則も発動するポイントでもあります。
しかも、この20日と80日の移動平均線は、両者ともにEMAとSMAがデッドクロスしています。
さて、日足チャートから見る下げのターゲットですが、まずは第1波の半値(50%)まで、一番左のオレンジの矢印となります。
そして、次はチャネルラインの下限である左から2番目のオレンジの矢印あたりまで。その次は第1波の100%、ここはフィボナッチの138.2%とも重なるポイントですので108.774円までは届くでしょう。
その次は週足のエリオット波動第1波の半値と日足のフィボナッチ200%のあたりがゾーンとなっていますので、このあたりまでとなります。
最後に4時間足を見てみましょう。
4時間足では先週はきれいな上昇フラッグをつけた形になっています。本当にピッタリという感じでチャネルラインが効いているのがわかりますよね。
4時間レベルのこの短い上昇トレンドをエリオット波動的に見てみると、第3波までは出たように見えます。
ただ、見ようによっては4波と5波がまだ出ていませんので、5波が先週の高値を更新する可能性は残っています。とはいえ、後から判断するしかないですが、すでに4波と5波が出たと見ることもできなくもありません。
実際のところはというと、左側の親波を見ると、ラス押しである110.964円でひっかかっているように見えます。ですので、ここからどんどん上昇していくとは考えにくいです。
僕的にはこのあたりが良い押しに見えますので、このあたりから売りを仕込んでいく戦略を立てています。
それでは今週もがんばりましょう!