先週は崩れそうで崩れなかったドル円の上昇トレンドですが、今週はそろそろ調整入りしそうな気配です。
まずはドル円の週足チャートから見てみましょう。
現在、ドル円は週足で見ると下落トレンドの中、エリオット波動的には第2波の戻りを付けて第3波が発生するのかどうかといったところです。
もちろん、このトレンドラインを上抜けて上昇していけば下落トレンドは一旦崩れて、再び上昇トレンド入りをする可能性もないわけではありません。
ですが、現段階ではこのトレンドラインにしっかり押さえられているところですので、今週中にも下がってくるのではないかと考えられます。
続いて、ドル円の日足チャートを見てみましょう。
日足チャートを見ると、エリオット波動的にすでに上昇トレンドが一旦終わったことが見て取れます。
先週末(金曜日)の高値が3月5日の高値を更新できなかったことから、これがエリオット波動的には第5波となってしまいそうです。
そうなると、まずは日足のトレンドラインの下限110円あたりまでの調整がありそうです。
また、その後、もしこの日足のトレンドラインを下回ってくるようですと、エリオット波動の第3波の起点である108.50円あたりまでの調整が入ることになります。
ではさらに細かく見るためにドル円の4時間足チャートを見てみましょう。
4時間足チャートを見ると、すでに先週一旦調整売りのサインが出ています。スパンモデルが売り転換(赤雲)しています。
その後、ハーモニックパターンを築いて無理やり上げた感じにも見えますよね。
フィボナッチでみても、ちょうど161.8%まで到達して下落しているところから、やはり上昇トレンドの勢いは失われていることがわかります。
ということで、今週のドル円は大きく押したところは買ってみるのもありですが、必ずストップを入れてトレードしたいです。ストップのレベルは日足のネックラインが111.380円あたりなので、その少し下あたりに入れておけば安心です。
僕としては、今週は4時間足のトレンドライン割れをまってからの売りを仕掛けたいかなと考えています。それまではじっくり待とうかなと。
それでは本日もがんばりましょう。