銀行ローンとフラット35の違いと比較!

 

 

銀行ローンフラット35

違いと比較!

 

 

今回は住宅ローンの種類についてです。住宅ローンは大きく分けると2種類に分けられます。1つは銀行ローン(信用金庫、JA等含む)、もう1つはフラット35です。

 

まず1つ目の住宅ローンである「銀行ローン」についてです。

 

銀行ローンというのは、通常銀行で取り扱っている、銀行が貸してくれる住宅ローンのことを言います。銀行ローンでは、金利の固定期間を選択できるという商品「固定金利選択型」が主流になっています。

 

固定金利選択型は、金利の固定期間は銀行にもよりますが、基本的に2年、3年、5年、10年の金利が固定できる期間が主流となっています。

 

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銀行ローンの金利優遇とは?

 

銀行ローンでは、金利優遇があります。銀行の住宅ローンの金利というのは、基準金利を基本として変動していくのですが、当初はお客さんが申し込みしやすいように、1.5〜2%程度を割引きしてくれるのが金利優遇です。

 

ただし、これには多くの銀行が条件を付けています。具体的には、給与振込がされていること、公共料金の引き落としをその銀行で行っていることなどです。

 

あと銀行によっては、例えば、提携のクレジットカードを1枚作らなければならないといった基準を設けているところもあります。なので、この金利優遇を受ける条件に付いては、それぞれの銀行で確認する必要があります。

 

 

銀行ローンの返済期間・返済負担率は?

 

銀行ローンの返済期間は通常35年未満で、1年単位で選択することができます。最近ですと、親子ローンにすると、返済期間が50年になったりする商品もあります。一般的には35年返済が多いです。

 

また、銀行ローンには、返済負担率というものがあります。返済負担率というのは、あなたの所得の中から住宅ローンを借りた場合、所得の内の何%が返済に充てられるか、という基準になります。つまり、年収に対する返済額の割合のことです。

 

わかりやすく言うと、例えば、年収500万円の方が1年間で100万円返済すると、返済負担率は20%(100万円÷500万円)という計算になります。

 

銀行ローンの場合、大体年収が400万円を超えているのか、あるいは下回っているのかによって、住宅ローンで借りられる返済負担率が違ってきます。

 

年収が400万円以上の場合は返済負担率は40%以下、年収が400万円未満の場合は返済負担率は35%以下、ということになります。この返済負担率の数字については、住宅ローンの借入限度額を計算するときにも使います。

 

以上が銀行ローンの概要です。

 

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フラット35とは?

 

次に、もう1つの住宅ローンである「フラット35」についてです。

 

フラット35というのは、住宅金融支援機構というところがやっています。この住宅金融支援機構というのは、かつての住宅金融公庫です。なので、全額政府出資の公的ローンだと考えて下さい。

 

フラット35の金利は、先ほどの銀行ローンとは異なり、基本的には借入期間すべて固定金利になります。35年の住宅ローンでしたら、35年間金利が固定になります。これがすごく大きな特徴です。

 

 

フラット35の適合証明とは?

 

フラット35が銀行ローンと違うのは、「適合証明を受けられる建物であること」という条件が付いていることです。

 

日本で家を建てる場合、建築基準法という法律が絡んできます。耐火や耐震性などの基準になっているのが建築基準法です。

 

当然、全ての人が建築基準法に則って家を建てるのですが、「適合証明を受けられる建物」は、この建築基準法のもう1段階厳しい規則に則った建物ということになります。

 

とはいえ、今、日本で建っているほとんどの住宅会社の建物は、ほぼ全てと言ってもいいくらい、適合証明を取得できる建物なので、それほど心配することはないと思います。

 

 

フラット35の返済期間・返済負担率は?

 

フラット35の返済期間は、先ほどの銀行ローンと同じです。35年未満、1年単位で決めることができます。

 

一方、返済負担率は、銀行ローンよりも少し低めになっています。年収400万円以上の方で35%以下、年収400万円未満の方で30%以下、という基準になっています。やはり国の公的ローンなので、少し審査が厳しくなっていると言えます。

 

以上がフラット35という、全額政府出資の公的ローンの概要です。

 

 

銀行ローンとフラット35の違いは?

 

銀行ローンとフラット35の一番大きな違いは、金利の固定期間です。

 

フラット35は、借入れた期間ずっと同じ金利です。一方、銀行ローンの場合は、2年、3年、5年、7年、10年の中から選択するというものです。この金利の固定期間が違うということが、非常に大きな違いになってきますので、ぜひ頭に入れておいて下さい。

 

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