変動金利から固定金利へ変更|住宅ローン金利の切り替えのコツ!

 

 

変動金利から固定金利変更

住宅ローン金利の切り替えのコツ!

 

 

金利とはそもそも何なのでしょうか?よく普段から金利という言葉は使われていますが、これはお金を借りたりするときの“お金の値段”と考えるとわかりやすいです。

 

お金を借りたい場合は何%の金利を支払わなければいけないのか、反対にお金を貸したい人、運用したい人は何%で運用できるのか、ということで貸し借りの時の値段、これが金利です。

 

金利が決まる要因はいくつかあります。一般的には、1年未満のものを短期金利、1年超のものを長期金利といいます。それぞれ国の政策によって決まったり、あるいは国債の金利で決まったり、様々な要因があります。

 

今、普通預金の銀行預金金利は0.02%ですし、ここでは、私たちに身近な住宅ローン金利について解説していきます。

 

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住宅ローン金利とは?

 

住宅ローン金利は、通常1年超ですから、代表的な長期金利の1つになります。主に10年物国債金利、これが1つの指標として使われます。

 

今、およそ0.5%台ということで、世界的に今、10年物国債の金利が非常に下がってきている状況です。日本の場合は、ずっと1%を切った状態が続いています。

 

「いつか上がるだろう」と言われ続けていますが、全然上がってきません。むしろ、下がり続けているのが今の状況です。一旦上がりかけた住宅ローンの金利でしたが、ここへきてまた史上最安値を更新しています。

 

大手銀行も次々に引き下げをして、今1.2%、これは10年物の最優遇レートですが、固定で借りられるようになっています。変動金利はもっと低い金利で借りられます。この辺りをどのように考えたらいいのかということだと思います。

 

 

固定金利と変動金利の選び方のコツ!

 

固定金利は長期で借りる時には、できるだけ低い金利で長期で固定してしまうのが鉄則です。

 

つまり、私たち利用する側にとっては、金利が低い時に長く固定してお金を借りるのが鉄則になります。金利が上がっていく局面では、このような固定金利でお金を借りるのが大事な局面になります。

 

反対に、これから金利が下がるという局面では、変動金利で条件を見直していきますから、金利の高い状態で固定金利で借りるよりは変動金利で借りていくというのがセオリーになります。

 

今、日本が直面している環境というのは、これから2%くらいのインフレが期待できるような環境を作っていくということで、日銀の異次元の金融緩和が始まりました。

 

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ただ、「インフレ率は高まりますが、国債の金利はそう簡単には上げませんよ」というのが今の政策です。また、世界的なデフレ圧力がありますので、なかなかそう簡単には金利が上がりづらい環境になっているのも事実です。

 

 

変動金利から固定金利への変更

住宅ローン金利の切り替えのコツとは?

 

今後は間違いなく長期金利というのは上がってきます。ですから、場合によっては、いつ変動金利で借りている住宅ローンを固定金利に切り替えるのか、というのがこれからの大きなポイントになってきます。

 

その時にぜひ見ていただきたいのが、日経新聞でも普通の新聞でも出ている10年物国債の新発の金利です。つまり、新しく発行される10年物国債の金利です。

 

この水準の動向を1ヵ月に1回で構いませんので、気にするようにして下さい。この10年物国債の新発の金利が上がってきたなということになると、住宅ローンの金利も確実に上がってきます。

 

10年物国債の新発の金利が横ばいだったり、むしろ下がっているということであれば、まだ切り替え・変更のタイミングではないという一つのヒントになります。

 

必ず市場金利である国債の金利をベースに、各銀行は長期の住宅ローン金利を決めてきますので、まずは国債の金利、国債の市場動向、これらに関心を払っていると、今後の切り替え・変更のタイミングがつかみやすくなると思います。

 

早晩、長期金利が上がっていくという環境を考えますと、これから新規で住宅ローンを組むという方は、場合によっては一番安い固定金利で長く借りるというのもありだと思います。

 

もちろん、切り替え・変更の際にはどうしても手数料がかかりますので、その辺を前提にしてです。

 

現在、変動金利で住宅ローンを組んでいる方も、金利が上がる前に、固定金利に切り替え・変更した収支をシミュレーションしてみるのも大切です。

 

今住宅ローンを借りている銀行や、借り換えを勧めてくる銀行でしたら、こうしたシミュレーションは無料ですぐにやってくれます。そうして固定金利への切り替え・変更にかかる色々な手数料などを考えながら、合理的な判断をしていくのがいいと思います。

 

ということで、変動金利から固定金利への切り替え・変更を検討している場合には、10年物国債金利を頭に入れておくことをおすすめします。

 

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