住宅ローン払えない場合|家のローンが払えなくなったら?

 

 

住宅ローン払えない場合

家のローンが払えなくなったら

 

 

住宅ローンというのは、なにしろ期間が長いですよね。30年とか35年で組んでいる方が非常に多いと思います。

 

人生長いですから、やはりその間には、生活が苦しくなったり色々なことがあります。そこで、家の住宅ローンが払えない場合に、どういうふうに考えていったらいいのかということになります。

 

まず考えていただきたいポイントは2つあります。

 

生活が苦しい状況というのは、大きく分けると2つあります。1つは収入が下がってしまった場合、もう1つは支出が増えてしまった場合です。このどちらかしかありません。

 

例えば、収入が下がった場合としては、リストラなどで再就職したけれど給料が下がってしまったとか、病気やケガで収入が下がったとか、奥さんが働けなくなったとか、こういったケースが該当します。

 

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また、支出が増える場合というのは、例えば、お子さんが大学に進学して教育費が増えたとか、親の介護でお金が出て行ってしまうとか、こういったケースになります。

 

この収入と支出のバランスが崩れてしまったために、家の住宅ローンが払えない、きついという状況になるわけです。考え方としては、この2つがずっと続くのか、あるいは一時的なものなのか、というところがポイントになります。

 

 

家の住宅ローンが払えなくなったら

どうすればいいの?

 

つまり、今は収入が下がってしまったけれど、病気やケガが治ればまた元に戻るということであったり、あるいは、子供が大学に行っている間だけ支出が増えてしまって生活が苦しいということなら、その一定期間だけ何とかなればいいわけです。

 

例えば、その期間の生活費を借入れするとか、その期間だけ住宅ローンの返済を少し減らすとか、具体的には、元金を据え置きにするとか、返済期間を延ばすなどの対策を取ればいいのです。

 

このように、一定期間が終わった後にリカバリーができる、一時的なものであるのなら、その期間だけを乗り切れる対策を講じるのがいいわけです。

 

一方で問題は、恒久的にずっと改善できない場合です。例えば、この先もずっと収入の増加が全く見込めないとか、支出の減額が全く見込めないという場合です。

 

このような場合は、生活そのものを変えていかなければいけないということなので、やはり家の売却や資産の処分などが必要になってきます。

 

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順番としては、やはり家計のやり繰りで何とかなるのが一番いいわけですから、例えば節約してみたり、節約でダメなら車を売るのも1つの方法です。車を売れば、重量税や保険代などが家計の支出から減りますから、家計は改善していきます。

 

そして、こうしたことをすべてやっても、なお家計が赤字であるということなら、これはもう破綻に向かって一直線に行っているわけですから、やはり家計が破綻しないように家を売却、資産の売却が必要になってきます。

 

この辺の話は、どこから手をつけたらいいのか、具体的にどうすればいいのか、というところで非常に難しいことではあります。なので、もし1人でなかなか解決するのが難しいという場合には、専門家に相談して一緒に解決していくのもよいと思います。

 

 

住宅ローン払えない場合、

家のローンが払えなくなったら最悪どうなる?

 

住宅ローンが払えない場合、最終的には、銀行から「一括で払って下さい」というところまでいきます。

 

その後、任意売却をするか、競売で強制的に家を売却するか、この2つに分かれます。ただいずれの場合でも、多くのケースで負債が残ってしまいます。この残った負債を処理する方法としては3つあります。

 

1つは「自己破産」、2つ目は「示談」、3つ目は「何もしないで時効になるのを待つ」という方法です。

 

このうち示談をする場合のメリットは、お金がかからないことです。デメリットは、ローン自体は残っているわけですから、それを払い終えるまで、下手すると亡くなるまで借金が残るということです。

 

ずっと借金がつきまとうという意味では、最悪のケースとも言えるかもしれません。

 

ただ、個人的には「何もしないで時効になるのを待つ」というのが最悪なのではないかと思います。なぜなら、残った負債に対して何も処理をしないということは、当然、債権者側が回収に動いてくるからです。

 

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どういった回収方法があるのかというと、「そのお金を払いなさい」という裁判を起こすことが考えられます。すると当然「○○さんに、そのお金を払いなさい」という判決が出ます。この判決が出ると、債務名義というものになります。

 

これは、例えば、預金や給料を差し押さえたりすることができてしまうのです。

 

そうすると、例えば、今勤めている勤務先に裁判所から通知が来て、「あなたの給料を差し押さえますよ」という手続きができてしまうのです。それでどうなるのかというと、当然、給料が差し押さえられますから、会社にもわかってしまいます。

 

もちろん、総務でも財務でも、個人の情報を漏らしてはいけないということはありますが、やはり会社の中の一定数の人は、あなたが家のローンを払えなくて何も処理をしていないということがわかってしまいます。

 

 

住宅ローン払えない場合

最悪のケースは・・・

 

自己破産にしても示談にしても、これはあくまでも個人と債権者の問題になります。ただ、給料の差し押さえというのは、個人と債権者だけではなくて、会社も巻き込んでしまうのです。

 

やはり差し押さえられたというのが会社にわかってしまうと、同僚に知られてしまう不安など、職場で仕事がしづらくなるのは必至です。なので、個人的には、第三者も巻き込んでしまうような結末になってしまうのは最悪ですから、やはり避けた方が無難だと思います。

 

こうした最悪のケースは避けられる話です。自己破産や示談ができれば、ほぼ給料の差し押さえまではいきませんからね。任意売却で家を売るにしても、競売で家を手放すにしても、現実から逃げないということです。

 

債権者は敵ではありません。確かに住宅ローンが払えないとか払えなくなったというのは、褒められた話ではありませんが、犯罪を犯しているのとは違いますからね。

 

銀行も、ある程度払えない人が一定数いるということを前提に金利を付けているのです。

 

ですから、家のローンが払えないなら払えないなりの処理をきちんとしていけば、給料の差し押さえまでいくことはほぼありません。最悪のケースは、現実から逃げてしまう、目をそらしてしまうことなのです。

 

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