住宅ローン借り換え審査通りやすい方法
銀行の審査に通らない落ちた人に!
住宅ローンの借り換えを希望して、いくつかの銀行に申し込んでみたものの、すべての銀行の審査で落ちてしまった、しかも、なぜ審査に落ちてしまったのか原因がわからない、そういうことがよくあります。
こうした借り換えの審査に通らない理由の1つに、住宅ローン以外のローンがたくさんあるというケースがあります。
住宅ローン以外の借入れには、どんなものがあるかというと、例えば、車のローンや教育ローンなどです。それから、最近ですと太陽光システムをローンで買っているケースです。こうしたローンがあるために、住宅ローンの審査に落ちてしまうことがあるのです。
ただ、他にそのようなローンがあったとしても、やり方次第では住宅ローンの借り換えはできます。
住宅ローンの借り換え審査に通りやすい方法とは?
住宅ローンの借り換え審査に通りやすくするために、押さえておきたいポイントは3つあります。
まず1つ目のポイントは、返済負担率です。2つ目のポイントは、住宅ローン以外に何かローンがあったら、それについて正直に申告することです。3つ目のポイントは、今借りている住宅ローン以外の借入れの中で、返済できるものがないか検討することです。
1つ目のポイント、返済負担率とは?
返済負担率とは、あなたの年収に対して、借入金の年間返済金額が何%占めているのかというものです。
ですから、まずは住宅ローンの毎月の返済額を年間ベースにしたものがいくらなのかを計算します。また、先ほどの住宅ローン以外のローン、車のローンや教育ローンの返済が年間ベースでいくらなのかを計算します。
そして、これらローンの返済額がトータルすると年間いくらになるのかを出します。これらローンのトータルの返済額をあなたの年収で割ると、返済負担率が算出できます。
この返済負担率が何%というのが、各銀行によって基準が違ったりします。
ですから、同じ毎月の返済でも、ある銀行では返済負担率の基準をクリアできなくて審査で通らないということがあるのです。また、他の銀行に行ったら、返済負担率の計算方法で基準が違うので通りやすい、落ちなかったということもあるのです。
ということで、この返済負担率が銀行によって見方や計算方法が違うので、ここをクリアできるようにするのが、住宅ローンの借り換え審査に通りやすくする方法の1つになります。
2つ目のポイント、正直に申告するとは?
住宅ローンを申し込むときには、「他に借入れがないですか?」ということを記入する欄があります。その時に「これはちょっと言ったらまずいかな」とか「他に借入れがあるのは恥ずかしいな」とか、色々と考えてしまって正直に記入しないケースがあります。
ただこれ、必ず銀行ではわかってしまうのです。
なぜなら、個人信用情報機関というところには、あなたの住宅ローンやそれ以外の借入れについて、すべて登録されているからです。いついくら借りていて、毎月いくら返済しているか、きちんと期日までに返済しているか、そういったことがすべて登録されているのです。
こうした情報を銀行はしっかり調べますので、もしあなたがウソをついて隠していたとしても、後でバレてしまいます。
バレてしまうとどうなるかというと、銀行から「この人はウソとついているから、あまり信用できないな」と判断されてしまいます。なので、絶対にウソはつかないようにして下さい。
3つ目のポイントについて・・・
今借りている住宅ローン以外の借入れの中で、返済できるものがないか検討することについてです。1つ目のポイントで、返済負担率をクリアしましょうというお話しをしました。ただ、この返済負担率がどうしてもクリアできないというケースもあるわけです。
そんな時に、今借りているローンのうちどれか1つを返済することによって、返済負担率がクリアできることがあるのです。なので、何か返済できるものはないかどうかを検討することが、住宅ローンの借り換え審査に通りやすくする方法の1つになります。
具体的な事例は?
例えば、50歳の会社員の方が借り換えをしたいということで、いくつかの銀行に申し込んでみたところ、すべて断られてしまったというケースがありました。住宅ローン残高は2,700万円、残りの期間は24年、金利は3.85%です。
ただ、この方に色々とお話しを伺ってみると、住宅ローン以外にたくさんローンがあることがわかりました。
一番最初に借りるときとは違い、借り換えなので、当初から5年とか10年経っているわけです。そうすると、その間に、住宅ローン以外のローンが増えてきてしまうことがよくあるのですが、この方もそういったケースでした。
色々と中身を見ていくと、何かローンで返済できるものはないかどうか検討してみたのです。
すると、1つ返済できそうなローンがありましたので、それを返済してもらったのです。それによって、返済負担率をクリアすることができて、無事に借り換えができたということがありました。
そして、借り換えの結果どうなったかというと、月々の返済額はこれまで144,000円返済していたものが、借り換えによって118,000円になりました。支払総額は、借り換え前でしたら約4,150万円返済する必要がありましたが、借り換えによって約3,400万円に減りました。
もちろん借り換えには諸費用がかかりますが、それを差し引いたとしても、最終的には約600万円返済が減ることになりました。
このケースのように、今、住宅ローン以外で何かローンがあったり、しかもその件数もたくさんあるという場合でも、やり方によっては借り換えができる可能性があるということです。ですから、あきらめないでいただきたいと思います。
住宅ローン借り換え審査通りやすい方法
銀行の審査に通らない落ちた人に!まとめ
住宅ローン審査に通らない落ちてしまう原因の1つに、銀行の住宅ローン以外にローンがあるというのが大きな理由の1つとしてあります。そういった場合の審査に通りやすくなる方法として、ポイントが3つありました。
1つ目は、返済負担率をクリアできる銀行で借り換えを考えるということです。
2つ目は、正直に他にローンがあることを申告するということです。申告しなくても銀行には必ずバレてしまいますので、正直に申告して信用を失くさないようにして下さい。
3つ目は、住宅ローン以外のローンで、何か返済できるものはないかどうか検討することです。それらのローンのうち、1つだけでも返済できれば借り換えができる可能性が高まります。
ということで、住宅ローン以外にローンがあっても、借り換えができる可能性がありますので、あきらめずにチャレンジしてみることをおすすめします。