住宅ローン保証料とは|一括より分割、抵当権設定でお得に!

 

 

住宅ローン保証料とは?

一括より分割抵当権設定でお得に!

 

 

フラット35ではない銀行の住宅ローンを借りる場合は、ほぼどこでも保証料というお金がかかります。

 

あなたは住宅ローンを借りて返済をしていくわけですが、借りすぎていたり、病気で働けなくなって収入が激減したりして、万が一払えなくなった場合には、銀行が困ってしまいます。

 

このような場合に、保証会社が銀行に、あなたの代わりに残りの住宅ローンを支払ってくれます。

 

この仕組みに支払うお金が“保証料”になります。要するに、「私が住宅ローンを支払えなくなったら代わりに支払ってくださいね」ということをお願いするお金が保証料です。

 

ただし、あなたが万が一住宅ローンを支払えなくなったら、保証会社が銀行に肩代わりしてくれて、それでチャラになるのかというとそうではありません。

 

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例えば、2,000万円肩代わりした保証会社は、「あなたに代わって銀行にお金を払ったのだから2,000万円を返済してくれ」ということで、今度は保証会社から取り立てが始まります。

 

ただ、これだと「何のために保証料を支払ったの?」と思いますよね。

 

そうなんです、実は保証料というのは、住宅ローンを借りる私たちには全く意味のないものなのです。要は、支払先が銀行から保証会社に代わっただけだからです。ただ単に銀行を守っているだけのものなのです。

 

銀行に支払えなくなったのですから、当然、保証会社にも支払えるはずはないわけですよね。こうした無意味なお金を何十万円も取られるわけです。

 

ただ、払わないと住宅ローンを借りられませんので払わなければならないわけですが、保証料がどのような意味合いのお金なのかは知っておくとよいと思います。ちなみに、この保証料には一括払いと分割払いがあります。

 

 

住宅ローン保証料の一括と分割ではどちらがお得?

 

あなたが万が一住宅ローンを支払えなくなった場合に、保証会社があなたに代わって銀行に住宅ローンを肩代わりしてくれる仕組みがあります。住宅ローンの保証料というのは、そのために支払うお金です。ただ、保証料はあまり意味がないのは前述したとおりです。

 

とはいえ、意味がなくても支払わないと住宅ローンを借りられませんので、支払わなければなりません。

 

住宅ローンの保証料は、借りるときに例えば返済年数が30年だったとすると、30年分一括で支払う方法と、あるいは住宅ローンの金利に上乗せして支払う方法との2つがあります。では、一括と分割ではどちらがお得なのでしょうか?

 

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例えば、35年返済、住宅ローン2,000万円を金利2%で借入れたとします。保証料は銀行によって全然違います。目安としては0.2%から、審査結果によっては0.4%の金利上乗せなどもあるのですが、これも銀行によって違ってきます。

 

ここでは、保証料0.2%として1,000万円当たり267,000円の保証料、2,000万円なら534,000円がかかるとして計算してみます。

 

この534,000円を一括で支払った場合と、金利に0.2%上乗せした場合とで、どちらがお得になるのかを計算すると、60万円くらい一括払いの方がトータルでお得になります。

 

ただ、ここで見落としがちなのが、保証料を一括で支払うということは、現金で534,000円を支払わないといけないということです。

 

一方、金利に上乗せするということは、一括で支払わなくてもよいということです。ということは、手許に534,000円が残るということです。なので、同じ借入額2,000万円で比較をすると条件が違ってきます。

 

保証料一括で支払う場合は借入額2,000万円ですが、一括で支払わずに金利に上乗せする場合は534,000円が手許に残っているので頭金として使えます。つまり、借入額を減らすのに使えるということです。

 

そうすると、2,000万円を借りて保証料を一括で支払うのと、19,466,000円(2,000万円−534,000円)を借りて保証料を上乗せするのと、これがきちんと条件が整った比較になります。

 

これで計算すると、保証料は分割払いにした方がトータルで38万円くらいお得になります。

 

ということで、インターネット上のホームページなどを見ると、一括払いの方がお得だと書かれていることが多いですが、実は条件を整えてきちんと計算をすると分割払いの方がお得になるケースもあるということは知っておいて下さい。

 

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盲目的に一括払いの方がお得だと思い込んで計算するのではなく、きちんと条件を整えて計算してから、保証料は一括と分割のどちらで支払うのがお得なのかを判断することをおすすめします。

 

 

住宅ローンの抵当権設定は自分でやるとお得!

 

住宅ローンを借りる際には、色々な諸費用がかかります。具体的には、保証料や登記費用などです。このうち登記費用としては、住宅ローンを借りる時には、抵当権の設定登記というものが必要になります。

 

抵当権の設定登記というのは、「もしあなたが何らかの事情によって住宅ローンを支払えなくなった場合には、銀行側がその土地と家をもらいますよ」ということをしてもよい権利を設定する登記のことをいいます。

 

ただ、抵当権の設定登記はほとんどの場合、司法書士に依頼して報酬を支払ってやってもらいます。例えば、銀行やハウスメーカー、工務店から紹介された司法書士に、抵当権の設定登記を依頼する場合が多いです。

 

ですが、この抵当権の設定登記というのは、実は自分でできます。自分でやれば、司法書士に支払う報酬はかかりませんので、その分確実に節約することができお得になります。

 

いずれにしても登録免許税というのはかかりますが、司法書士に支払う報酬は節約することができます。

 

ということで、住宅ローンを借りるときに、抵当権の設定登記を自分でやることができれば、司法書士に支払う報酬、10万円とか20万円がお得になります。

 

それから、保証料も節約することが可能です。というのは、保証料は値切ることができるからです。

 

要するに、銀行から提示された保証料について、「もう少し安くなりませんか」と交渉するのです。交渉すれば絶対に安くなるとは言えませんが、交渉しないよりは交渉した方が可能性が広がります。

 

交渉して実際に保証料が下がったり、保証料がなくなったりというケースもあります。

 

なので、ダメもとで交渉してみるといいと思います。保証料を提示されたまま支払うのと、そうでないのとでは、何十万円も違ってきますから、遠慮せずに交渉してみることをおすすめします。

 

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