FX為替チャート|ローソク足見方とテクニカル分析!

 

 

FX為替チャート

ローソク足の見方とテクニカル分析!

 

 

テクニカル分析の中にはオシレーター系のものがたくさんあります。これらは、買われ過ぎ・売られ過ぎという側面に注目したテクニカルになります。相場というのは、心理的に上昇が続いていけばさらに強気に傾きますし、反対に下落が続けばさらに弱気に傾きがちです。

 

ただ、市場が強気一辺倒になったときに相場がピークを打って、反対に弱気一辺倒になったときに底を打つことになる可能性が高いのもまた事実です。

 

 

オシレーター系分析手法とは?

 

オシレーター系のテクニカル分析は、このような場面で逆張りをするのに利用されるのです。それから、サイコロジカルというポイントがあるのですが、これは相場の節目ごとの大台などに着目したものなので割と簡単です。

 

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わかりやすく言うと、心理的な壁のようなものなので、例えば、ドル円で言えば100円とか、ユーロドルのパリティである1.00などがそれです。

 

こうしたポイントはブレイクするにも時間がかかるわけですが、そこに近づくとマーケットの注目度も高くなり、またエネルギーも貯まりやすいので、勝負どころとなるのです。

 

 

ローソク足の見方とは?

 

投資に関するチャートと言ってまず思い浮かべるものは何でしょうか?これについては、多くの人が「ローソク足」と答えるのではないでしょうか。ローソク足は、それを見ただけで、ある期間の高値と安値、始値と終値がわかるのでとても便利なものですからね。

 

ちなみに、「四本値」と言ったら、ある期間ごとの始値→高値→安値→終値の順で表記されるこの組み合わせのことを言います。

 

四本値は、相場の値動きを記録する一番基本的なデータとなるものですが、これをビジュアル化したものがローソク足ということになるわけです。

 

実はこのローソク足は、先物取引が活況だった江戸時代の日本の米相場で、山形庄内藩の本間宗久が編み出したものだと言われています。

 

そして、価格の動向を記した四本値は、為替レートでは、分足、時間足、日足、週足、月足と、リアルタイムに更新されたローソク足を見ることができます。

 

ただし、どの足を選択するかによって、その形状も違ってきますので、どのローソク足を見るのかについては、自分が持とうとするポジションの時間で判断するようにしたいです。

 

実際、1〜2日程度の短期で持つつもりなら、月足とか週足を見てもあまり役に立ちませんからね。

 

反対に、数日から数か月の長期でポジションを持つつもりなら、1分足とか5分足の値動きを気にしても仕方ありません。ただ、長期のチャートは相場の大局観をつかむには非常に役に立ちますので、短期トレードであっても、見ておいて損はありません。

 

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ローソク足の見方を知ろう!

 

ローソク足というのは、それだけで色々なことを読み取ることができるので、とても便利なチャートです。

 

例えば、「ヒゲ」と言われるものです。このヒゲの形の中でも、長いヒゲが出現したときには要注意です。というのは、下に長いヒゲが出たときは相場の戻りが強かったことを表しているからです。

 

つまり、ヒゲの部分でかなりのシコリを抱えている人が多いということです。

 

ということは、強い買い圧力を示しているわけですから、ここでは多少高くても買っていくのが定石といえるのです。反対に、上に長いヒゲが出たときは相場の押しが強かったことを表しているわけで、対応はその逆ということになります。

 

それから「同時線」と言われるものもあります。

 

これは、始値と終値がほぼ同じときに出るものになります。意味は、相場がどちらに行きたいのか迷っている、気迷いの表れとされています。この同時線にはヒゲのあるものとないものがあるのですが、ヒゲのないもののことを「極線」とか「星」などと言ったりもします。

 

見た目にはかなり短い線なので目立ちませんが、同時線が2〜3日連続すると、エネルギーを蓄えていることを表しますので、その後、大相場に発展することもありますから注意が必要になります。

 

あと、ローソク足を単体ではなく、2本を組み合わせたパターンで相場動向を探る方法があるのですが、「カブセ」というのは覚えておいて欲しいパターンですね。

 

このカブセは、相場が上昇した翌日に、さらに一段高となりますが、力尽きて押し込まれてしまう場合に出るサインです。

 

当然、これは相場の流れの転換点に出ることになるわけで、そういう意味では非常に重要なわけですが、ダマシで終わるケースも多いので、実際にトレードする際には、もう1日程度様子を見るのが得策かと思います。

 

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テクニカル分析とは?

 

為替レートが動くということは、その背後にはマーケット参加者が売ったり買ったりしているわけで、その判断材料が必ずあるのです。

 

この材料が、いわゆる需給であり、ファンダメンタルズであり、テクニカルなわけです。このうち、需給やファンダメンタルズに関しては、日々のニュースや経済指標、要人発言などを追っていけばOKです。

 

しかしながら、テクニカル分析というのは、こうしたファンダメンタルズを一切無視するところにその特徴があるのです。

 

実際、テクニカル分析を定義すると、チャートという数字の羅列を用いて分析をし、買うべきポイントや売るべきポイントを決めるものということができるのではないでしょうか。

 

つまり、テクニカル分析は、政治や経済などのファンダメンタルズ的要素を一切考慮しないで、あくまでも過去の価格の動向から将来の価格を予測するものだと言えるわけです。

 

 

為替チャートの種類とその特徴

 

テクニカルがいいのは、何と言っても客観性です。過去の価格と値動きの統計から、その数字や形状などを分析して、ある体系が見つかったときに、そのテクニカル分析が1つの手法となるわけですから。

 

実際、客観的に見えることで、利食いや損切りをする際のポイントは判断しやすくなります。

 

こうした客観性が評価されていることもあり、信奉者も多いのです。「ファンダメンタルズは不安だめんたるずだ!」何て揶揄する人もいますけど、私もほぼテクニカル分析によってFX取引を行っています。

 

最近は、コンピュータに組み込まれたプログラムにより売買する、システムトレードがブームのようで、こうしたシステムにもテクニカル分析は応用されています。

 

マーケット参加者の中には、まずテクニカル分析から参入する人も少なくないですから、やはりないがしろにはできないわけです。

 

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このようなテクニカル分析ですが、一般的なものは前述したローソク足でしょうかね。でも、そればかりではありません。実際のテクニカル分析は数えきれないくらいあるのです。これらのテクニカル分析を分類すると、おおよそ次の3つに分けられます。

 

■時系列チャート

 

時系列チャートの中でも最もポピュラーなのが「ローソク足」です。これは、時間ごとにその足取りを連続して記録したものになります。具体的には、時間軸に沿って、相場がどのように動いてきたのかを分析します。

 

■非時系列

 

非時系列チャートは、非時系列という名の通り、値動きに重点をおいたものです。

 

ポピュラーなものとしては、P&F(ポイントアンドフィギュア)、新値足、かぎ足などがあります。株式市場ですと、新値足とかかぎ足などがよく用いられるようですが、外国為替市場ではあまり使っている人はいないようです。

 

外国為替市場では、私も愛用していますが、やはりP&F(ポイントアンドフィギュア)が多いようです。

 

おそらく、相場の流れに沿っているかどうかの判断がしやすいということがあるのでしょう。P&Fについては詳しく書くつもりですが、大まかな書き方だけここで書いておきたいと思います。

 

P&Fというのは、まずは一マスの値幅を決めるのです。そして、価格が上げている場合は「×」を、下げている場合は「○」の記号を記入していくのです。ここで注意してほしいのが、3マス以上に反対に動かない限りは方向が変わったとみなさないということです。

 

それと、このP&Fにトレンドラインを引くときは、45度の斜め線を引きます。この45度線をブレイクしたときに、そこからトレンドフォローの売買を行うわけです。

 

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■オシレーター・チャート

 

オシレーター・チャートというのは、相場の振動幅をある一定内で指数化したものを分析したチャートになります。

 

ポピュラーなものとしては、ストキャスティクスやRSIがありますね。株式市場ですと、こうしたオシレーター系のチャートが市場の過熱感などを測る際に役立つようです。

 

でも、外国為替市場の場合は、あくまでも通貨の交換ですから、過熱感を調べてみてもあまり意味がないのではという意見もあるようです。

 

私の場合ですが、始めた当初は、日本でFX取引ができるようになった頃でしたから、何から始めたらよいのか手探り状態だったのです。そんな時に本屋に行ってもFXに関する書籍は数冊しかなくて、とりあえず3〜4冊購入した記憶があります。

 

それらの書籍の多くに、MACDとストキャスティクスを併用した取引手法が載っていたんです。そんなこともあって、始めた頃はMACDとストキャスティクスをよく使っていました。取引を続けているうちにMACDは今でも見ますが、ストキャスティクスは全く見なくなりました。

 

やはり為替相場の場合は、逆張りではなく、トレンドフォローのスタイルでないといつか痛い目を見ると思いますので、オシレーター系のチャートはあくまでも参考程度にした方がよいと思います。

 

私も何度か痛い目に遭って、最終的にオシレーター系のチャートは全く使わなくなりましたから。

 

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