NISA(ニーサ)とは|わかりやすく非課税枠・口座選び・デメリットを解説!

 

 

NISA(ニーサ)とは?

わかりやすく非課税枠等を解説!

 

 

NISA(ニーサ)というのは、2014年からスタートした新たな非課税制度で、2014年から10年間実施されます。

 

簡単に言うと、年間100万円までの投資であれば、その投資によって受け取った配当金や運用益、売却益などの利益に対して税金がかからないという制度です。ちなみに、この非課税枠は5年間使えます。

 

もともと投資の場合、通常ですと20%の税金が取られるわけですが、それがゼロですからものすごくお得ということになります。

 

 

NISA(ニーサ)の非課税枠が拡大された?

 

NISA(ニーサ)の非課税枠については、当初は100万円までとされていたものを2倍にまで拡大する案なども話し合われていました。そして、2016年1月からは、それまで100万円の非課税枠だったものが120万円まで増額されました。

 

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政府としては、投資を促したいということがありますから、今後もさらに増額されるかもしれません。

 

銀行に眠っているお金ももちろん大事ですが、経済が上手く回っていくには大きく動きづらいですし、私たち個人の投資が活発化すれば、当然株式市場などは活気づいてきますからね。

 

そういった意味では、株などであれば、直接的に企業に便益がありますから、政府としてはそういった形で株式市場等を活性化していきたいということなのでしょう。

 

 

NISA(ニーサ)の始め方は?

 

NISA(ニーサ)は、証券会社や銀行などに行って専用口座を作ります。手続きも難しいことはありませんし、特に制限はありませんので、誰でも始めることができます。

 

ただし、注意点もあります。一番のデメリットは、一人一口座までということです。

 

NISA(ニーサ)の制度を使うには、一人で一つの口座しか開設できません。つまり、一人で色々な証券会社や銀行に行って、何個も口座を作るということはできないということです。なので、どこで口座を開設するかというのがかなり重要になってきます。

 

例えば、銀行でNISA(ニーサ)口座を開設する人もいるでしょうし、証券会社の人もいるでしょう。

 

また、今はインターネット専用のネット証券もありますから、そちらで口座開設する人もいるでしょう。ですが、NISA(ニーサ)は一人一口座なので、銀行や証券会社によって、NISA(ニーサ)が使える投資というのは違いがあります。

 

例えば、「A銀行なら、この投資に関するこの株はNISA(ニーサ)が使える」などです。つまり、商品のラインナップが会社によって違うということなのです。

 

それから手数料も違ってきます。投資をする時に税金はかかりませんが、手数料を取られますので、この手数料がネット証券などですと、基本的にかなり安く抑えられます。

 

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なので、商品のラインナップと税金以外でかかるコストを色々と比較検討して、「自分だったらどこでNISA(ニーサ)口座を開設するか」を決めることになります。NISA(ニーサ)では、一人一口座というのがポイントになってくると思います。

 

 

NISA(ニーサ)のデメリットとは?

 

NISA(ニーサ)とは、投資の非課税口座のことです。もともとイギリスに、「ISA(アイサ)」という少額非課税貯蓄口座というのがあって、それのマネをして日本で作ったのが「NISA(ニーサ)」になります。

 

2014年からそれまで投資にかかる税金が10%に減税されていたものが、20%に戻されることの代償措置として、少額投資については非課税措置を講じましょうということなのです。

 

ただ本家のISA(アイサ)と比較すると、財務省が税金が減るのを恐れて色々な制約をかけたことで、ものすごく難しい制度になってしまったのも事実です。

 

日本のNISA(ニーサ)で一番の問題は、一人一口座で、一度作った口座は当分の間換えられないということにあります。

 

また、毎年100万円ずつ投資する分については、5年間配当金から売却益まですべて非課税になる制度ですから、まとめて500万円など投資するのはダメということです。つまり、毎年上限が100万円で、それが5年間できるということです。ここにも大きな問題があります。

 

というのは、株式というのは売ったり買ったりして、損得をすべて通算して最終的に儲かった金額に税金がかかるわけですが、このNISA(ニーサ)口座では損益通算ができなからです。

 

つまり、売ったり買ったりするのはダメで、最初に買ったものを一度売ると、その権利を失ってしまうのです。

 

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もちろん途中で売ることはできます。ですが、一度買ったらずっと持っていないと、途中で売ったら別のものをそこに充てるということはできないのです。ですから、頻繁に売買を繰り返すような形の株式投資には、まったく向いていないと言えます。

 

NISA(ニーサ)のイメージとして、一度買ったら、ずっと5年間持ち続けるというのが大原則になっているということなのです。5年後の株価がわかる人などいないと思いますので、ここはすごく難しいところだと思います。

 

 

NISA(ニーサ)口座の選び方?

 

NISA(ニーサ)には、重要な選択肢が2つあります。

 

1つは、NISA(ニーサ)口座を銀行に作るのか、証券会社に作るのかということです。証券会社の方が数が少ないですから、銀行の方がおよそ家の近くにあるので身近かもしれません。ですが、銀行の場合、取り扱っている預金には適用できません。

 

また、NISA(ニーサ)は株式も良いのですが、銀行では株式は売っていませんから投資信託のみとなります。一方、証券会社の方は、投資信託を扱っている本数が多いです。

 

なので、NISA(ニーサ)口座を銀行と証券会社のどちらにするのかというのは、近所が良いから銀行か、あるいは少し離れていても商品のラインナップの多さで証券会社か、ということで迷うかもしれません。

 

2つ目は、証券会社を選ぶ場合、普通の証券会社を選ぶのか、インターネットでやっている証券会社を選ぶのかという問題です。

 

一般的には、インターネットの証券会社の方が、手数料は桁違いに安いです。ただ、一般論としては、インターネットの証券会社の場合は、直接対面しているわけではありませんから、手取り足取り教えてくれません。

 

一方、店舗を構えている証券会社に行くと、NISA(ニーサ)口座の申込書の書き方から懇切丁寧に教えてくれます。また、株式セミナーをやってくれたりと色々なサービスが充実しているといった面があります。

 

つまり、サービスが充実しているから料金が高いというのが普通の証券会社で、サービスはそこそこに抑えて手数料を安くするのがネット証券というイメージになります。

 

NISA(ニーサ)を始めるには、上記の2つのうち、どちらを選ぶのかを決めなくてはならないわけです。

 

とはいえ、一旦決めてしまうとなかなか換えられないということで、すごく悩ましいのも事実です。例えば、特殊な投資、トルコだけに投資したいという人の場合は、証券会社の方がいいと思います。なぜなら、それは銀行では取り扱っていないからです。

 

ということで、NISA(ニーサ)口座を選ぶ際には、そういったことをよく考えて選ぶとともに、普通の売ったり買ったりする株式投資をする株式口座については、別に持つというのが一番おすすめの選択になります。

 

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