確定拠出年金で老後資産は複利運用がおすすめ!
資産運用は銘柄選びより資産配分が重要!
資産運用にとって、銘柄選びと資産配分のどちらが重要かという問題があります。
銘柄選びというのは、色々な指標などを見て、これは上がりそうだなと思ったものを選ぶことです。資産配分というのは、日本の株や債券、外国の先進国の株や債券など、どういったものにどれくらいずつ配分したらいいかということです。
これについては、一般的には資産配分の方が重要だと言われています。では、資産配分と売買のタイミングではどちらが重要でしょうか?
これについても、やはり資産配分の方が重要だと言われています。なぜ資産配分がそれだけ重要なのかというと、それは、そこに注力した方が効果が大きいからです。では、そのためにどうすればいいのかというと、世界標準の投資法を使うのがおすすめです。
世界標準の投資法というのは、機関投資家が使っている投資法のことです。
例えば、銀行には、金融マーケットで銀行の資金を運用する人がいて、こうした人達は、何兆円というお金を運用しているわけです。銀行というのは、お客さんからお金を集めて、その預金で集めたお金を企業に貸し出すのがメイン業務です。
ですが、貸し出しに回さないで自分のところで持っている分もあるのです。
全部貸し出してしまうと、何かあった時に大変なことになってしまいますし、預金の払出しもできなくなってしまいますから、残しておくのです。もちろん、貸し出しがなかなかできなくて残ってしまっているということもあります。
そこで、残っている資産をそのまま置いておいても、全く利益を生み出しませんから、利益を生み出すために、金融マーケットで株や債券、オプション、先物などで運用するのです。それが機関投資家と言われるものです。
機関投資家は銀行に限らず、生命保険会社なども大きな資産を持っているので、それをマーケットで運用しています。こうした機関投資家が使っている投資手法が世界標準の投資手法と言われるものになります。
確定拠出年金制度で老後資金の準備をしよう!
確定拠出年金制度をご存知ですか?老後資金の準備するだけで、国からもらえる補助金があるのに、それに気付かずもらっていない人があまりに多くて、もったいないなと思います。
所得によっても違ってきますが、約500万円ほどもらい損ねている可能性もあります。何もしなければもらえないお金が、老後資金の準備をするだけでもらえるのです。
しかも、どう考えてもたった数万円ということはありません。これはもらわないと損だと思いませんか?もらい損ねているのがもったいないということだけではなく、今すぐ老後資金の準備を始めないと、かなり悲惨な老後生活を送ることになる可能性が高いです。
ですから、今すぐ、まずは自分はいくら老後の資金が足りないのかということを確認してみることをおすすめします。
そして、確定拠出年金制度を使って、老後資金の準備を始めて下さい。せっかく国が用意してくれた制度ですから、早速準備を始めることをおすすめします。
確定拠出年金は複利効果で資産運用
「老後なんてまだ先だから、そんなに急ぐ必要もないのでは?」「なぜ、今すぐ老後のお金の準備を始めなくてはいけないの?」そんな人も少なくないかもしれません。
ですが、いざ老後を迎えてからでは手遅れなのです。時間があればあるほど、少ない負担で老後の資金が準備できるからです。
アインシュタインの言葉に「宇宙で最も強大な力は複利である」というものがありますが、これが答えになります。複利の力といっても、イメージしにくいかもしれませんので具体例でみていきます。
例えば、金利が5%だとします(税金は無視します)。このとき、30年間で4千万円を貯めたいと思った時、毎月いくら積み立てたらよいと思いますか?
答えは5万円です。これがもし10年間で積み立てするとしたらどうでしょうか?
時間は3分の1ですから、積み立てる金額を3倍にして15万円にすれば、同じ4千万円になりそうだと思うかもしれません。ですが、15万円を10年間積み立てても2千300万円にしかならないのです。
これが複利のパワーです。利息を元本に組み入れて、「元本+利息」を運用していくという複利という仕組みを使うと、お金は驚異的に増えていきます。では、10年間で4千万円にするには、毎月いくら積み立てたらよいと思いますか?
答えは、何と毎月26万円です。
期間は30年だったものを10年と3分の1にしただけなのに、積立額は5万円から約5倍の26万円にしないと、同じ4千万円にはならないのです。複利効果を活かすためには、とにかく早く始めることがいかに重要かわかっていただけると思います。
老後資金をどう準備したらいいの?
まずは今の収入を上げることです。今、自分が稼げる力をつけて稼いでいく、そうすれば、これから余裕ができて貯蓄もできるかもしれません。でもそれだけではなかなか難しいのが現実です。
そこで、今やっていることで、何か節約することができないかを考えます。節約をすれば、そのお金を貯蓄に回すことができるかもしれません。
よくありがちなのは「保険」です。
不必要な保険を、実際にはそんなに保障はいらないのにかけているケースです。学生時代の友人や親戚などに勧められて、かけたままになっている保険の見直しをしていないままになっているケースなどです。
実はこれを見直すだけで、数万円のお金があっという間にできると思います。
前述した複利の効果を使えば、たった数万円でも30年後には数千万円になったりしますので、バカにできません。でもそれでもまだ不十分です。そこからさらに、お金に働いてもらうことも必要になってきます。
つまり、今持っているお金、あるいはこれから稼いでいくお金に働いてもらうということです。そこで活用したいのが確定拠出年金制度です。国が用意してくれた確定拠出年金制度を活用すれば、安心してお金に働いてもらうことができます。