薬剤師の転職理由と志望動機|履歴書の書き方は?

 

 

薬剤師の転職理由志望動機のおすすめは?

履歴書の書き方は?

 

 

業種や会社の規模、年齢によっても全く違ってくるので、一概にこれということは難しいのですが、ある程度、正直に転職理由や志望動機を伝えた方が後々困らないようになります。

 

例えば、夫の転勤によって引越しをする場合などは差し支えないので伝えても問題ありません。また、これまでは常勤で働いていたけれど、家庭の事情でパートになりたいなどということは、逆に伝えた方がいいことになります。

 

これは、それを伝えておくことで、受け入れる側は準備ができますし、それが可能な人しか面接までいきませんので、双方にとって時間の無駄がなくなるからです。

 

一方で、人間関係に悩んでいたり、前の会社の待遇が良くなかったというのは、あまり言わない方がいいです。この場合は、「転職先の職場に関して強く興味を持った」という言い方にするのが一番良いです。

 

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その理由は、人間関係でもめている人や、前の職場の給料が安かったと話す人に対して、転職先の人は、「本当にそれが理由なのかな」「あなたの側にも問題があるんじゃないの」と疑いの目を持つからです。これだと双方ともに気分が良くないですよね。

 

ですから、新しい職場に行く理由として、「キャリアアップをしたいからと」か、「経験を積みたいから」というのを転職理由や志望動機とすることをおすすめします。

 

履歴書の書き方もそのようにして、プラスの印象を残すようにしておくのがいいです。いずれにしても、職場の悪口というのは絶対にNGですから気を付けましょう。

 

 

病院に転職する場合の転職理由と志望動機は?

 

すでに薬剤師として薬局などに就職していて、これから病院に転職したい場合の転職理由や志望動機は、「今の職場の仕事とは違うことをしたい」ということで大丈夫です。つまり、「今は調剤ばかりしているので違うこともしたいから」というような理由でもOKということです。

 

一方、新卒の場合、難しく考えてしまう人もいるようですが、シンプルに考えていただいて大丈夫です。

 

例えば、調剤薬局に研修に行って、その時に仕事をしてみて自分にはちょっと合わないなと思った場合は、その合わないと思った理由を明確に伝えるようにしましょう。これは人により違ってくると思います。

 

また、病院ですから本当にシンプルに、「ドクターや他業種の方と連携を取りながら患者様の病気を良くしていきたいと思った」などとしても大丈夫です。

 

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実際には、これ以外のところを見られているケースの方が多いです。つまり、それに対する質問にどう答えられるかとか、コミュニケーションはどれくらい取れるのかなど、そういった部分を見られていることの方が多いのです。

 

ですから、あまり考えすぎず、自分自身の中でシンプルに答えられるようにしておきましょう。なお、履歴書への書き方も同様です。

 

 

転職理由や志望動機の履歴書への書き方は?

 

転職理由や志望動機については、率直に自分が思った通りに書いてよいと思います。例えば、転勤や異動が多かったので地域密着の薬局を探している場合でしたら、以下のような感じでOKです。

 

「今までの職場が転勤や異動が多く、患者様と顔と顔を突き合わせて親身に対応することができなかったので、もう少し患者様と深い関係を築いていける地域密着の薬局を希望しております。そうした中、御社のサイトを拝見し、在宅などにも力を入れているので、色々な経験を積めると思いました。」

 

病院についても、大きいところから小さいところへ転職される場合も同じです。逆に大きな病院に転職する場合、転職理由や志望動機はどうすればいいでしょうか?

 

病院の規模が大きいということは様々な薬剤師さんがいらっしゃったり、あるいは店舗があったり、色々な病院があったりするわけです。

 

そうなりますと、色々な種類の処方箋を見ることができるとか、色々な業務に携わることができるとか、色々な薬剤師さんに出会えてそこで経験を学ばせてもらえるとか、色々な言い方があると思います。

 

これらの中で一番自分に近いものを、自分の言葉でまとめていただければよいと思います。なお、履歴書への書き方も同じようにすればOKです。

 

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パート薬剤師の転職理由や志望動機は?

 

パート薬剤師の場合、転職理由や志望動機はどうすればよいのでしょうか?

 

まず転職エージェントを使っている場合は、あまり聞かれることはありませんので安心して下さい。

 

というのは、転職エージェントの担当者は、匿名で「こういう方がいらっしゃいますよ」と話を持ち掛けるのですが、その段階で、なぜその人が仕事を探しているのかということを話してしまうからです。

 

例えば、「現在子育て中で、今の会社に何らかの都合で職場復帰できなかったそうですよ」とか「今までの職場だとこの時間じゃ合わないと言われたんですよ」など、それを正直に伝えてしまうのです。

 

実際、正直に伝えた方が、特に子育てされている方の場合、そこで時間の調節がつかないようであれば、面接行く前に断るケースが多いので、双方の時間的ロスがなくなります。

 

ということで、転職エージェントを利用している場合には、転職理由や志望動機を聞かれることはないと思いますが、自分自身で履歴書を書く場合にも、率直に書いてしまってよいです。

 

例えば、子育てしているので、9時から12時の間で働ける職場を探している場合なら、「御社を求人の媒体で見て、9〜12時歓迎と書いてあったので応募しました」というものでOKです。

 

本当のことであっても、履歴書にはもう少し丁寧に転職理由や志望動機を書きたいという場合なら、例えば、そこが歯科をメインに受けているのであれば、「今まで歯科の処方箋を受けたことがなかったので、自分を成長させるために歯科を主に受けているであろう御社を希望しました」などとします。

 

また、大手に勤めていた方が地域密着型に転職する場合なら、「大手ではできない地域密着型で患者様に寄り添う薬剤師の役割を果たしていきたいです」というような形で大丈夫です。

 

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なぜすぐに退職したくなるのか?

 

要するに、就職先・転職先の選定に失敗したということです。「こんなはずじゃなかった」というのはよく耳にします。

 

例えば、奨学金を返済したいからという志望動機で、年収の高いドラッグストアに行ったところ、想像以上に過酷な労働だったというようなケースです。労働時間が長く休みは少ないということで辞めたくなってしまうのです。

 

あるいは、調剤薬局に就職・就職したけれど、思っていたよりも仕事が単調で耐えられないというようなケースもあります。

 

これは人によっても違ってきます。人間関係に悩んで辞めたくなる人もいますし、転勤や異動が多くて辞めたくなる人もいます。ちなみに、一番多いのは、転勤や異動が多くて辞めたくなるケースです。

 

基本的に大手は、「公共交通機関を使って1時間半以内で通えるのであれば、会社の指示に従ってどこへでも行ってね」というスタンスです。また、全国に店舗を持っている大手なら、地方にも転勤してねというところもあります。

 

こうしたところを確認しないで就職・転職してしまう人が多いので、ここはしっかり確認するようにしましょう。就職・転職に失敗しないためには、あなたはどこまで転勤や異動をすることができるのか、事前にきちんと確認することが大切です。そうでないとすぐに辞めたくなってしまう可能性が高いです。

 

 

どうしても辞めたくなったら…

 

1年目で就職先を辞めてしまって、薬剤師としての転職先はあるのかというと、それはあります。ただあるにはありますが、1年目で辞めてしまって、次の職場も半年や1年で辞めてしまうと、次の次の職場はなくなってしまいます。

 

ですから、1社目は仕方なかったとしても、次の職場は真剣に探して、3〜5年程度は少なくても働くことをおすすめします。

 

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薬剤師を辞めたくなったら?

 

薬剤師を辞めたい場合、2つのケースがあります。1つは、薬剤師という専門職自体を辞めて、一般職に就きたいというケースです。もう1つは、今の職場の薬剤師を辞めたいというケースです。

 

1つ目の薬剤師を辞めて一般職に就きたい方の場合、実は一般企業でも薬剤師の資格を活かすことができます。例えば、メーカーです。空気清浄機や浄水器の会社では、薬剤師の資格を持っている人の方が採用率が高いです。

 

なので、一般職に転職したいという場合には、何もしないでそのまま転職してしまうと、給料や時給が下がってしまいますから、薬剤師の資格を活かせる企業に転職することをおすすめします。

 

一方、今の職場を単純に辞めたいという薬剤師の方の場合、病気になりそうなくらい深刻なのでしたら、まずはすぐに辞めてしまうことをおすすめします。というのは、薬剤師の仕事は、次の職場が比較的見つかりやすいからです。

 

なので、病気になるくらいなら思い切って辞めてしまいましょう。ただ、辞める場合には、その辞める理由は何なのかをしっかりとメモしておくようにしましょう。

 

そして、次の職場に行く際には、それが解消される職場に転職するようにしましょう。そうでないと、また次も転職するということになりかねませんので、それだけは避けたいところです。

 

 

転職先によって転職理由と志望動機は違うの?

 

大手を受けるのか中小を受けるのか、あるいは病院を受けるのか調剤薬局、製薬会社を受けるのか、それによっても変わってきます。ここでは、一般的に一番多い調剤薬局についてとりあげます。

 

ドラッグストアは大手が多いので、基本的には同じです。調剤薬局の場合の転職理由や志望動機は、おおよそ地域密着なのか大手なのかによって変わってきます。

 

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地域密着に関して言えば、大手にはできないこと、例えば、かかりつけ薬剤師とか、地域に密着してとか、患者様と向き合いたいとか、そういったアピールをしていけばよいです。

 

一方、大手の場合は、本当に動きがダイナミックになってきますので、異動や転勤が生じてきます。また、色々な店舗を持っているので多くの処方箋を見れるのが強みになってきます。なので、大手に転職したい場合は、そういったところを踏まえた転職理由や志望動機にするとよいと思います。

 

ドラッグストアに関して言えば、どちらかというと、マーケティングや接客の要素が強いので、そちらの方に興味があるという転職理由や志望動機でもOKです。それから、病院に関しては、基本的に地域密着型になるので、他の医療従事者の方々との医療連携ができるということをアピールしていけばよいと思います。

 

なお、製薬会社に関しては、会社の規模によって全然変わってくるので、一概には言えません。履歴書の書き方で悩まれた際に参考になさって下さい。

 

 

大手と中小で薬剤師の転職理由や

志望動機は変えるべき?

 

薬剤師が大手から中小、地域密着に転職する場合は、地域に貢献したいということをアピールするのがよいです。移動時間が短いからと言ってしまいがちですが、ここは地域に貢献したいということを強調して下さい。

 

一方、薬剤師が中小から大手に転職する場合は、向上心をアピールすることが大切です。

 

大手の場合、薬剤師の数が多かったり、店舗も多いので、色々な処方箋を見ることができるというアピールの仕方があります。また、大手のほとんどは勉強会を開催しているので、そちらに参加して向上心があることをアピールするのも一つの手です。

 

それから、結婚や出産、夫の転勤などで転職したいという場合には、そこは正直にそのまま伝えた方がよいです。

 

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もしそれで「うちはそれだとダメだな」という企業の場合、おそらくブラックな可能性が高いので、そこはやめておいたほうがよいと思います。なお、履歴書に書く際も上記のような考え方でOKです。

 

 

薬剤師が志望動機や転職理由を

履歴書に書く際の注意点は?

 

当然ですが、転職する際の履歴書には、志望動機や転職理由を書いて下さい。そして、できることなら本人が困らない形で書くことが大切です。

 

会話に困ってしまった時に、面接を担当している方は、履歴書から質問を考えたり会話の糸口を見つけることが多いです。ですから、たくさん書いておくと、その分会話が増える可能性が高くなります。また、こちらが書いていることに対する質問になりますので、こちら側も答えやすいということがいえます。

 

では、薬剤師の志望動機や転職理由として、具体的に何を書けばよいのでしょうか?

 

これについては、製薬会社や大きい病院については違ってくるのですが、調剤薬局やドラッグストアについては、会社の規模に触れてみるのが最もわかりやすいです。

 

例えば、中小の薬局から大手の薬局に転職する場合は、「大手なので様々な処方箋が見られる」とか、「色々な店舗で色々な経験を積みたい」などでOKです。

 

反対に、大手の薬局から中小の薬局に転職する場合は、小さい所になるので「地域密着で営業されているため、お客様とのコミュニケーションが取りやすい」とか「地域に密着して貢献していきたい」などの言い方でほぼ大丈夫です。

 

そのような感じで、履歴書には書いていけば上手くいくはずです。

 

 

転職理由と志望動機はブレないこと!

 

薬剤師が転職する理由としては、人間関係がよくないとか、もう少し給料が欲しいとか、異動になったのだけれど異動したくないとか、そういう理由が多いです。これら転職理由に対する対処法や志望動機というのは、前述したように、工夫次第でどうにでもなるものです。

 

ただし、自分自身が転職したいと思ったり理由というのは明確にしておかないと、転職した時にミスマッチが生まれてしまいますから、そこの軸はブレないようにして下さい。

 

なぜ転職をしたいと思ったのか、人間関係を良くしたいから転職するのか、年収を上げたいから転職するのか、その軸を自分の中で整理して分析し、ブレないようにした上で、履歴書を書いたり転職することをおすすめします。

 

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